女子ゴルフでは、ツアーで最も小さい150センチの山下美夢有プロ(21)が5勝目を挙げ、
史上最年少で女王に輝き、そして、男子ツアーでも史上最も小さな身長158センチの比嘉
一貴プロ(27)が、賞金王を確定させました。今年は、プロ・アマのゴルファーに、「ゴルフは
体の大きな選手が有利とは限らない」ということを証明してくれ、多くの励みを与えるでしょうネ。
ゴルフは誰でも、ボールの重さもクラブの長さも、全て同じ規制の元で行なわれますから、
体が大きくてパワーのある選手の方が遠くへ飛びます。それだけ有利であることは明白です。
二人がトップに立ったことは、ゴルファーだけでなく「他の競技の人たちに、頑張れれば、
体が小さくても勝てること」を証明させました。 史上最も背の低い二人は、体格の違いをも
乗り越えられることを、多くの人に教えてくれました。特に比嘉一貴プロが嬉しく思いますネ。
<チャン・キム選手とは身長30センチ差>
彼は、2018年3月に東北福祉大学を卒業していますが、17年11月に行なわれた18年のツアー
出場権をかけた日本ツアーのサードQT(予選会)の第2ラウンドで、スコア誤記で失格と
なってしまいました。それならばと、18年1月に行なわれたアジアンツアーのQTに挑戦。
そこで最終ファイナルで35位タイまでに与えられるシード権を45位に終わり、アジアン
ツアーでも出場権を得られませんでした。いずれも東北福祉大学在学中でのことでした。
大学卒業後は、45位の資格を持ってアジアンツアーの下部・デベロップメントツアー
(ADTツアー)が主戦場のスタートでした。下部ツアーでの当時は、出場権も回ってこず、
もがいていましたが、5月にバングラデシュで行なわれた「BTI オープン」で初勝利。
そこから苦労しながら這い上がって来ての賞金王ですからねぇ~ 比嘉一貴プロのそんな
一所懸命に自らの手で運命を切り開いてきた様子を、私もタイ国から見聞していました。
<先輩の松山英樹プロも喜んでいるでしょう>
それ以後も見守っていましたから、今季4勝(通算6勝)もして、男子プロの勲章でもある
賞金王に駆け上がったことは、苦労が実を結んで、本当に良かったと私も嬉しく思いますネ。
「カシオワールド オープン」は チャン・キム選手が、通算32アンダーと最終日「62」という
共に、日本ツアー新記録の完全優勝で終わりました。日本選手では岩﨑亜久竜プロ(24)が
26アンダー2位と頑張っていました。 日米でのタイ人選手たちは? 明日に続きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます