タイの地元メディアのベテラン写真家は、“それは彼が外国人だったから成功したのだろう。
ミラー記者が近づくことを妨げる者がいなかった” とも語っています。 昨日からの続きです。
王室の儀式や その行動を撮影する際は、写真家は指定された場所からのみ 撮影することを
許可されているようです。また、クローズアップの写真は撮ることはできないといいます。
タイ人のカメラマンや記者は、普段のルールや規則が当たり前になっていますから、突然 国王が
群衆に近づいて来ても、咄嗟にカメラなど引いてしまうのでしょう。タイ人には出来ない芸当です。
ミラー氏も、おそらく国王を歓迎する護持派・支持者の群衆を撮影するために、その場に
待機していたのでしょう。ミラー記者も まさか、目の前にワチラロンコン国王ご夫妻が
来られるとは、思いも寄らなかったと思います。 突然、質問を投げるチャンスがやって来た
んでしょうネ。そこは外国人、タイ人と違って何の抵抗もなく、咄嗟に質問が飛び出した …
いずれにしても、大スクープであり、タイのメディアもタイ人記者・カメラマンもビックリでした。
通常、王室関連のニュースや活動についてテレビ放映される場合は、テレビプール(共同利用する
施設)から情報・報告が各社に流れ、テレビなどマスコミを通じて国民に届けられると聞きます。
テレビプールは、主に王室・政府機関など関与する重要なイベントを、公平さを保つために
1968年に設立されたとか。だからか、ある放映などが どの局で観ても同じ映像になるのかな。
今回はCNNとチャンネル4が流したものを、タイの各テレビ局が流していたようです。
しかし、もしタイ記者がミラー氏と同じ場面に出会い、国王に質問を投げかけ、同じような
スクープが取れたとしたら、どうなるのでしょう? でも、王室機関に報告する義務があり、
また 承諾無しには 流せないそう。もし OKが出てもテレビプールから各社に流れるようです。
ただ 時代も変わり、王室と一般市民やメディアとの交流を身近にするため、その規制は
少しずつ緩和されつつあるようですヨ。以前は 例えば、国王や王室の方々が通り過ぎる
<ジョナサン・ミラー記者>
場面に遭遇した時など、国民は頭を下げ 通り過ぎるのを待ち、写真を撮ることなど
できませんでした。でも今は一般国民が写真を撮ったりすることに厳しくないと …
まぁ~ それほど、今回の「ワチラロンコン国王インタビュー」は、タイ人記者には前代未聞で
度肝を抜かれた出来事でした。 ジョナサン・ミラー記者、してやったり、大スクープでした。
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