タイも 観光立国でもありますから 国内で問題が起こると、訪タイする観光客の数字が心配されます。
ましてや反政府運動やクーデター騒ぎで犠牲者が出たり、国境で軍事衝突が起きたりすると、敏感にその
影響がすぐに来襲します。 この4月にアピシット首相は総選挙を行なう、行なわない、と 政情に不安を
感じさせる最中 新たな問題、カンボジアの国境での軍事衝突が起きて 一層の不安を抱えることに…
<カンボジアとの国境での軍事衝突で11人の死亡者がでたとか…>
タイ観光評議会のコンクリット会長は、このタイ・カンボジア国境の軍事衝突が、タイの観光業に対して
長期にわたり影響するだろうとコメントを発表しています。 昨年の反政府デモ騒動に比較したら… と
思っていましたら、タイは2015年のASEAN市場統合に向けて、タイをASEANの観光ハブ化するという大きな
目標があったんですねぇ~ その目標達成には、政治・経済・治安が安定していなければ、どんな観光地
アイディアや素晴らしい観光資源を 持っていても、タイに観光客がやって来てはくれませんモノねぇ~
今の軍事衝突で、同会長が心配しているのは欧米人や日本人・中国人の訪タイを心配するより、近隣諸国の
国々に気を遣っているようです。 タイ経由でカンボジアのアンコールワットを訪れていた外国人観光客が
<紛争は プレアビヒアの遺跡近くで…>
ベトナム経由に変更することも予想されますが、それより ラオスやミャンマーの近隣国がタイに不信感を
抱き、タイ企業がこれら近隣国に投資しづらいという事態も懸念しているようです。
また タイ商工会議所近隣国部会長は 「交戦状態が長引くことで貿易が10億バーツ程度減少する恐れが
あり、政府は早急に打開策を講ずるべき」 と訴えています。
そんな中、両国軍の武力衝突について、タイの私立バンコク大学では バンコク首都圏の18歳以上の
男女を対象に アンケート調査を実施しています。 (回答者は1,075人)
<アピシット首相…>
どうやら タイの市民は 武力衝突の原因について、政府の施策に不満があるようですヨ。
タイ政府の一貫性を欠く対応 ー 25.6%、タイ政府の政治ゲームの失敗 ー 21.4%、
民主主義の為の市民同盟(PAD)の反カンボジア活動 ー 12.8%、と答えていますネ。
「カンボジアの挑発」 を 挙げたのは26.4%に留まっていました。
また タイ政府の対応についても 「不満」 が80.2%にも上っていました。 こんな数字を意識してか、
反タクシン組織 「市民民主連合(PAD)」 が、カンボジアとの領土問題で政府の姿勢を 「弱腰」 と
批判し アピシット首相に揺さぶりをかけています。
<フン・セン首相…>
でも この二国間の国境紛争は、長引くと思いますよぅ~ どなたかが書いていらっしゃいました。
この国境紛争で指揮を執っているのが、フン・セン首相の長男で、38歳のフン・マネット陸軍少将だそうで…
将来 首相を受け継ぐには、大きな働きが必要なようで、ここは 軍や与党・カンボジア人民党の中で
彼の実力を誇示しなければならない事情があるようです。 ですので このタイとの国境紛争は
意地でも負けられないようです・・・ こんな事情で戦争になったら、えらい事ですねぇ~
ただ ただ 一刻も早く終息することを祈るばかりです。
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