タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイの同化政策とは?

2008年05月11日 | タイのこぼれ話
ワタクシ、毎朝 ゴルフに出かける日以外は、BTSプロンポン駅前のベンチャシリ公園でジョギングの真似事をしています。

ここに、見た目にすぐ中国人と分かる、随分とお年寄りの中国人も散歩や運動にやって来ますが、時折中国語が飛び交っています。
こういう人達は華僑の2世、3世なんでしょうね。こういう人達がいなくなると<失礼!>タイ国も完全に同化されるのでしょう。

また 昨日のターさんのコメントでは、王朝にも中国の血が入っている、ということですので考えてみれば、
他国のように中国人との争いなど起きる方がおかしいのかも知れませんネ。こいう事情もあったのでしょうか?
タイ国は昔から同化政策を徹底してやって来たようです。

華僑の帰化を奨励し、タイで生まれた華人に自動的にタイ国籍を与えながら属地主義を導入した為、華僑・華人が徐々に
タイに同化することになっていったようです。また 戦後中華人民共和国が成立すると、華僑の本国との繋がりは薄れ、
尚 中華学校・中華新聞の廃止など、かなり徹底して行われ、それを行った政治家達もまた、中国人を祖先に
持つものが少なくなく、現在のタイの政治家達も大半が中国人の血を引くそうですヨ。

ミャンマー(英国)、ラオス(仏領)、カンボジア(仏領)、ベトナム(仏領)、マレーシア・シンガポール(英国)と
近隣諸国はヨーロッパ列強にそれぞれ植民化され、タイ国だけが唯一植民化されず一国を守れとうせたのも、外交手腕もされど
こうした“同化政策”の成功にも隠されたキーポイントがあるような、ワタクシ気がします。

タイ国での“中国人同化政策”は、大成功を収め、現在ではタイ人の血を引いていなくとも、タイ人であると言う
意識の方が強いと言われ、新中国人に対してもあまり目立った友好を示すわけではないようです。自称するタイ人も多く、
華人が3世、4世代目などになると、中国語を話せませんし、タイ人との結婚も多く、益々タイ人化が進みました。

処で、最近 日本外務省が民間調査会社に委託した「東南アジア諸国連合(ASEAN)の主要6カ国の対日世論調査」の
結果がレポートされています。(6ヶ国はタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン)

その中で、「現在、ASEANとって重要なパートナーは日米中のどの国か」という興味深い項目があります。
結果、下記のようになっています。

    日本   米国  中国
全体    23% 13% 33%

ベトナム 43% 28% 17%
インドネシア 38% 22% 13%
フィリピン 33% 45% 9%
マレーシア 26% 11% 39%
タイ    25% 13% 43%
シンガポール 4% 22% 58%

少し前までは、タイ国が重要なパートナーは完全に「日本一辺倒」だったような記憶がありますが、今はどうでしょう。
シンガポールに次いで二番目に中国を重要なパートナーに上げています。ASEANの中での先進国が中国を第一位の
パートナーにするほどに中国の経済力の影響は強いのですが、ここでもタイの得意とする外交“変わり身の早さ”を感じさせます。
タイ国に住む中国系タイ人は、今の中国をまったく自分達とは無縁の国、無縁の人種と見ているのでしょうか?

<しかしながら、中国旧正月のヤワラートなんかに行くと、中国の世界になってしまいますが・・・>



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