日本も かつては、交通事故で年に数万人が亡くなり「交通戦争」と呼ばれた時代がありました。
ですが、タイ国が今、まさに「交通戦争」と呼ばれても仕方ないくらい、コロナ禍であっても、
交通事故による死亡者が、なかなか減りません。タイ国の由々しき問題の一つでしょうネ。
タイ警察の発表では、2019年にはバイク事故で17,000人が死亡し、道路での死亡者全体の80%を
占めたといいます。 バイク事故で、30分ごとに一人が亡くなっている計算になるそうですヨ。
そんな諸事情の中、警察は今月11日から20日にかけ、暴走行為の一斉取り締まりを行ない、
バイク1万9,046台、自動車118台を押収し、922人を逮捕した、というニュースが流れました。
また この10日間で、違法に改造されたマフラー3,382本を押収した、というから驚きます。
そして 全国で年間を通じて、高速道路なども含め公道を車やオートバイに乗り、スピードを
出して走ることを好むストリートレースの連中の取り締まりで、約2万台のバイクが押収され、
約千人の運転手を逮捕。どうやら最近、取り締まりを警察は 本気で動いている感があります。
連中の行動は、法定速度や安全面に全く配慮しない迷惑行為であり、犯罪を犯すのと一緒です。
警察は、ストリートレースを より強力な取り締まりを行ない注力していくと述べ、そして
法律も これらを抑制する為に、より厳しく重いものに改正されていく、と付け加えていました。
また 陸運局と協力して、道路を適切かつ安全に使用する方法について、特に若者を教育して
いくとしています。それも必須でしょうが、運転免許の取り方も厳しくする必要もありますネ。
そう、バンコク都内では、まだまだヘルメットを着用しない人も目立ちます。地方へ行くと
十代そこそこで足がつくかどうの年齢で、勿論 無免許で運転する子供たちの多さにも驚きます。
その子供たちは、警察官がいる目の前を悠然と走り抜けていきますからネ。おかしな光景です。
全国的に 警察がヘルメット着用を強化して継続的に取り締まり、また 一台のバイクに
数人が乗車することが多い学校を行き来する学生らを取り締まれば、死者数を劇的 且つ
迅速に減らすことができると思いますヨ。警察官への賄賂を指摘する声もありますけどネ。
約二万人もの人が毎年、交通事故で亡くなっています。タイ国はそのような状態が数年規模で
続いています。もっと早くから、厳しく取り締まってほしいことの一つでした。そう言えば、
陸運局は来月1日より、運転免許証のポイント減点制度を導入します。 明日に続きます。
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