今日からソンクラーン、1月の世界のお正月・中国の旧正月、そして タイのお正月と タイでは三回目の
お正月がやってきました! ソンクラーンが タイの正月として、また イベントとしても タイ国 最大の
お祭り「水かけ祭り」が、全国で繰り広げられます。今では観光客にとっても楽しいひと時になりました。
<雲南省の水かけ祭り>
歴史をひも解くと、ソンクラーンの水かけ祭りの発祥の地は中国南部の雲南省にあるタイ族の
村だそうです。そう言えば、タイ人は 千数百年前に雲南省から南下。その間に色々な民族と
交ざり合い、様々な文化を吸収しながらタイ国が形成され、今に至っていると聞きますからネ。
このソンクラーン祭りでは、水の恵みに感謝し、更なる豊かな水の恵みを祈る儀式で、水を掛け
合って お互いの幸せと長寿を 祈り願う、という点では 今も昔も変わりません ・・・
<こんな水かけ風景だったら 微笑ましいけど…>
本当の水かけ祭りの姿は、民族衣装に身を包み、小さな銀の器に聖水を入れ、上品に水を掛け合う
というのが 本来のやり方です。今でもお寺にゆくと、民族衣装は別として この光景が見られますヨ。
お正月になると、お寺へお参りに行き、寄付や功徳を積み 僧にお供え物を献上し、仏像を清めたり
そして 水かけ祭りの前に 家族の年長者や敬っている目上の人の手に香りの付いた水を少し掛けて
<おばあちゃん、いつまでもお元気で!>
尊敬の念「お年寄りを敬う」という行為が慣習となっています。そんな慣習と文化から来ている
のでしょうネ。「タイの敬老の日」は 4月13日と 定められ、今日は敬老の日でもあるんです。
それが 今では「わぁ~ わぁ~ きゃぁ~ きゃぁ~」と、水鉄砲やらバケツで水をかけると言うより
浴びせるだけ、しかも ミニトラックに乗って。これでは お年寄りや在タイ外国人に嫌われますねぇ~
ここ数年 余りに酷くなるものですから、こんな お達しが出てしまいました ・・・
<こんな水タンクを 背負っての水鉄砲も あり?>
2003年から禁止されている高圧の水を噴射できる水鉄砲の使用を、再度 製造や販売の中止を
関係者に呼びかけています。製造・販売は法律で禁止されており、これらに違反すれば、最高
5万バーツの罰金刑が科されるんですヨ。 子供の目や耳を負傷する恐れがあるから危険なんです!
ですが、お達しが出て10年以上経っているのに、罰金刑を科されたことを聞きませんねぇ~
<今年はこんな賑やかにはならない?>
更に今年は、女性が肌を大きく露出した衣装を着てセクシーなダンスを踊る女性など
挑発的な行為には、警察は逮捕し罰金5,000バーツを科すと警告しています。
(昨年は酔っぱらった女性が半裸になった出来事がありました)
でも今年は、プミポン前国王が昨年10月13日に逝去されたことを受けて喪に服するため、
人出の多いシーロム通りやカオサン通りの一部地域で水の掛け合いを禁止するなど、規模を
縮小して開催すると、発表されていましたから 今年はいくらか静かなお正月になりそうです。
とは言いながら、さぁ~ 今年はどうなりますかねぇ~
バンコクは今年は自粛気味ですが、パタヤは例年通りだそうです。
バンコクやチェンマイの水かけは13~15日ですが、パタヤは19日(毎年固定)です。
パタヤでは、零年、12日の午後からビーチロード、セカンドロード、ソイブッカオなどで散発的に水かけが始まります。
19日はタイ全土から、水かけ好きがパタヤへ全員集合します。
パタヤでは水かけ期間が8日も続くので、水かけが嫌いな外国人はこの時期、母国へ帰国したりします。
https://www.youtube.com/watch?v=aqblqOOVimY
https://www.youtube.com/watch?v=pyGtE8N0Pr0
https://www.youtube.com/watch?v=0zYbwWAZ1Lw
迫力、ありますねぇ~