昨日、15日の今日16時頃からバンコク都庁前で、タクシン派のタイ貢献党が演説集会を
行なうので会場周辺には近づかないように、と在タイ日本大使館から注意喚起が流れました。
何の集会を行なうのか、気になるところです。
やはりタクシン派のタイ国家維持党が巻き起こした「ウボンラット王女 首相候補擁立問題」で、まだ
色々とくすぶっているよう。選挙管理委員会が “立憲君主制への敵対行為に当たる” として、タイ
憲法裁判所に 同党の解党を求めました。それを受理、審理を開始することが決まりましたからネ。
3月24日の総選挙前に解党命令が出れば、国家維持党の候補者は出馬の道を断たれ、
タクシン派にとって大きな打撃と痛手になります。また、解党なら党役員は政治活動を
禁じられますが、有識者らは “総選挙前に解党命令が出るのでは” という見解のようです。
<Voice TVはタクシン氏長男がオーナーでした、今は?>
また12日には、タイの放送事業を監督するNBTC(全国放送通信委員会)が、タイの
放送局でタクシン派といわれている「Voice TV」を、“大衆の混乱を引き起こしている”
と、15日間の放送禁止処分にしています。 タクシン派としては崖っぷちの一大事です。
もし国家維持党(タイ ラクサー チャート党)が解党命令を受けたら、もう大変です。
350ある小選挙区に擁立している候補者は175人で、定数150の比例代表には100人
余りがリストに載っています。この全員が、失格となりますからネ。下院選挙で一人でも
多くの当選者を出したいタクシン派政党の思惑は、大きく崩れることになります。
<平謝りする党幹部>
解党を申し立てられた国家維持党の党首らは記者会見で、“憲法裁判所には寛大な措置を
望みたい” と戸惑いを隠せません。 “公平に裁いてほしい。党員や国民にとって党は、
命の希望なので、新たな気持ちで前に進みたい” と悲壮感で一杯です。
そして渦中のウボンラット王女は、ご自身のインスタグラムに「国と国民のために働きたい
と思った私の意図が、この時代には起こらないはずの問題を引き起こしてしまった。返って
望んでいない事態になって悲しい、ごめんなさい」と、コメントを投稿しました。
ウボンラット王女は純粋なお気持ちで、本当にお国のためを思い、首相候補擁立をお受けしたのだ
と思います。でも、なぜ事前にワチラロンコン国王にお伺いをしていなかったのか疑問です。いや、
或いは お伺いしたけど国王の翻意に従わず、行動してしまったのか、分りません。しかし、国を
動かす、これだけの大きなことを行なうには、どの観点から見ても肝心な詰めに問題がありました。
今 タクシン一族は何を想うのか、同問題は まだまだ 引きずりそうです。明日に続きます。
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