タイ人お金持ちの結納金！

昨日のそれぞれの微笑ましい結婚では、結納金（タイ語でシンソート）が支払われました。

同姓カップルの新郎から新婦への結納金は現金と宝石で5万バーツ、高齢の新郎からは2千バーツと金のネックレス。

タイのシンソートの大変さは、金額は結婚する当事者同士で決められれば「給料と相談し」となりますが、実際は新郎となる男性と
新婦側の親や親族と協議して決める、といいますから厄介です。日本では「男性側が女性に嫁入り道具を揃えて来て下さい」等と、
支度金の意味合いが含まれると思いますが、タイでは「今まで娘さんを育ててくれて有難うございます。」と感謝の気持ちを、
妻となるご両親にシンソートとして渡す意味合いが強く含まれるようです。

日本では、婚約指輪は一ヶ月の給料の三倍などという基準はありますが、まだ給料の少ない男性であれば冷蔵庫、箪笥代ぐらいで
済まされます。タイで一般人の新郎となる男性からするとシンソートというのは、かなり重みのある大きなハードルのようです。

一般的には、新婦の両親から通常の月給の5倍から10倍のお達しを告げられるのでしょうか？

昨年12月には、大手ムエタイジムやホテルなどを持つ御曹司、プレム氏がタイの人気歌手タタ・ヤングさんに婚約式で
発表された結納金の総額は、婚約指輪5.5カラットのダイヤ、金、現金などで、凄いですねぇ～　1億バーツの結納金ですって！
1億バーツと言ったら日本円で約3億3千万円です。発表の場もペニンシュラホテルです。

また　今年2月には、タイの人気女優・司会者アニーさん）と若手実業家のソムバット氏の婚約式がドゥシタニ・ホテルで
行われましたが、新郎側の結納金は同じく5.5カラットのダイヤ、20カラットのダイヤの装飾品セット、現金、一戸建て1軒、
アパート2棟、土地などで1億バーツだそうです。

それぞれ大きくマスコミにも報道された大物カップルの誕生ですが、タイ人のお金持ちの結納金も半端ではありませんネ。

男性は結婚したい女性が見つかると、両親あるいは仲人を立てて、女性の家に求婚に行ってもらい、男性が直接、女性の両親に
申し込むことは無いようです。そして女性側に異存が無ければ、結納金・シンソートについて話し合うことになります。

シンソートを払えなくてお嫁さんを貰えないケースもあるそうですから大変です。昨年にはウドンタニ県で一ヵ月後の結婚を
控えた専門学校の女子学生が、婚約者の結納金集めを助ける為、空き巣を繰り返し窃盗容疑で逮捕されたというニュースも
ありました。男性は一生の一大事です。それは粘り強く交渉し、両家が合意すれば婚約は成立したようなものです。　

また　チェンマイで新郎・新婦とも男性の結婚式が行われ、新婦側は「ニューハーフであることを承知の上で
結婚してくれるのでシンソートは要らない」というコメントが話題になったぐらいです。（笑）

先の72歳と75歳の高齢者結婚のシンソート、2千バーツ（約6,600円）と金のネックレスですって、可愛いですネ。
日本人のあなた！！　お金を持っている振りをしないほうがいいですよ。


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