男子の若手ゴルファー、今度は中島啓太プロに代わって東北福祉大四年生の蝉川泰果クン
(せみかわ・たいが 21歳)が、大舞台で初優勝を遂げました。「パナソニック オープン」で
ツアー史上六人目のアマチュア優勝を成し得ました。その六人とは、倉本昌弘・石川遼・
松山英樹・金谷拓実・中島啓太プロと、錚々たるメンバーで 蝉川クンも前途洋々ですネ。
蝉川クンのプレーを支えたキャディは、プロキャディでもなく、ハウスキャディでもない、
大学で一年後輩の中村凛クン(20歳)ですヨ。よくもまぁ~ 二人三脚で 「71 68 61 66」と
四日間をアンダーで廻り22アンダーとは凄い。 2位と1打差でしたが、驚きましたねぇ~
<三日目の「61」はアマチュアの国内ツアー最少ストロークでした>
中村凛クンは、これまで先輩たちのバッグを担ぎ、10試合近く経験があるそうですが、
一カ月ほど前に頼まれ、蝉川クンとタッグを組んだのは初めてとのことです。将来は
プロキャディーを目指しているらしく、普通の後輩とは気合が違うのかも知れません。
昨年の同大会でアマチュア優勝を飾った中島啓太プロ(22 日体大四年)は、プロデビュー戦を
48位で終え、最終18番グリーンに上がってきた蝉川クンをギャラリーと一緒に拍手で出迎え、
歓喜のハグをかわしていました。 そう、同じJGAナショナルチームのメンバーだったんですネ。
中島啓太プロの時は 無観客大会でしたが、今年は有観客で多くのギャラリーもおり、かかって
来るプレッシャーも大きかったはずです。蝉川泰果クンが強心臓であることも窺えますよネ。
兵庫県の加東市生まれの彼は、幼少期からハンディ5だった父の佳明さんの手ほどきを受け、
競技デビューの兵庫教育大付小学三年生の時、父と一緒に親子大会に出場し優勝しています。
<世界ジュニアゴルフ選手権にて男子9~10歳の部では6位に>
同中学一年生の13年には下部ツアーに出場したこともあり その後、興国高から東北福祉大に
進み、腕を磨き 昨年末にナショナルチーム入りしています。アマとして、これまでにツアー
出場は、18試合挑んできましたが、今年になってメキメキと急速に力をつけて来たようです。
今年の日本アマでは3位、世界アマチュア選手権の個人戦で2位、下部ツアーの「ジャパン
クリエイトin福岡雷山」で初優勝し、レギュラーでは「関西オープン」で最高位の17位、
そして、今回の「パナソニック オープン」で優勝ですからネ。お父さんも大喜びでしょう。
<お姉さんも一緒での蝉川ファミリー>
ところで泰果(たいが)という名の由来は、タイ国(泰国)に関連しているのかと思いました。
タイという漢字には中国語表記と同じ「泰」がそのまま用いられ、「やすらか」などの意味も
あるといいます。 また、タイを象徴する動物「象」のイメージとも合っていますしネ。
でも実は 佳明さんが、“海外でも通用する英語の名前を付けたかった“ と、ジョージ、ジョンなど
考えたようですが ピン来ず、タイガー ウッズ選手をイメージし「泰果」と決めたといいます。
目標もタイガー ウッズですから、その第一歩を踏み出して、お父さんが一番嬉しいでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます