今日はタイのチュラロンコン大王記念日！

今日23日は、タイの現王朝の5代目ラマ5世、チュラロンコン大王が亡くなられた記念日で祭日となります。

現国王と並んで偉大な功績を残したことで、今でも国民から慕われ愛され絶大なる人気を誇るラマ5世、
チュラロンコン大王は、タイで最も歴史あるタイの東大、とも言われる、大学名にもなりました。

またアメリカ『タイム』誌で、「20世紀、もっとも影響力のあったアジアの20人」の一人にもタイ人から
唯一、選ばれている王でもあり、約120年前（明治20年頃）に近代化に努めたチュラロンコン大王は、
タイ歴史上の「偉大な三大国王」の一人でもあります。

ちなみに、他の二人の国王とは？その人生が、映画化もされ、また、ムエタイの創設者でもある、「ナレースワン大王」
（アユタヤ王朝）、スコータイ王朝で、全盛期を築きタイ文字作った、と言われる「ラームカムヘン大王」だそうです。　　　

そんな偉大なチュラロンコン大王は、昔の王様のようなイメージを持ちますが、現プミポン王のお爺様であり、日本人や
欧米人にとりまして馴染み深い「王様と私」の物語の中の息子役であった・・・等々の話を聞くと、身近な王様に感じます。

チュラロンコン王は1853年（155年前）にご生誕になり、1910年（98年前）の10月23日の今日、57歳で亡くなられています。

即位されるとすぐに欧米に視察旅行をなさりながら、タイ国の立ち後れを感じた国王は、奴隷制度の廃止や
新しい教育制度をも造り、諸外国の数々の文化を取り入れ、多種の改革を行ない、タイ国発展の為に身を粉にして
務められたそうです。今でも人気が高く肖像画が首飾りやポスターになったり、像が仏壇に置かれたりしている
のをよく見かけるほど偉大な王様だったんですネ。

ですので、1917年（91年前）に設立されたタイで初めて建設された高等教育機関名も、タイ最古にして最高の名門校、
チュラロンコン大学と名付けられました。現在、19の学部があり、国際プログラムの数も30以上あると聞かれます。

大学といえば今月初めに、英国ザ・タイムズ紙系の教育専門誌から毎年恒例の「世界大学ランキング」が発表されました。

世界中の大学の研究力・教育力などを評価しトップ200校を選ぶものですが、米国ハーバード大学が、同ランキング開始
以来5年連続で一位になっており、2位エール大学（米国）3位ケンブリッジ大学（英国）、以下4位英オックスフォード大
5位米カリフォルニア工大、6位英ロンドン・インペリアル大、7位英ロンドン大、8位米シカゴ大、9位米マサチューセッツ工大
10位米コロンビア大と、どうしても英語国偏重になり米英系優位の構図が続いています。

日本の大学では、東大が19位で最高位、京都大25位、大阪大44位、東京工業大61位、早稲田大180位、神戸大199位で、
慶応大が200位内に入っていませんねぇ～　日本以外のアジアの国々では香港大が26位、シンガポール国立大30位、
北京大・ソウル大が共に50位となっています。　あれっ！　名門チュラロンコン大学は？・・・　166位で辛うじて、早稲田大より
上のランクに入っていました。

さて10月23日は、元国会議事堂前広場にあるチュラロンコン大王の騎馬像に、プミポン現国王も献花される式典が
行なわれます。私達もタイ国にお世話になっています。　“タイ国の父”　と呼ばれるチュラロンコン大王の記念日に、
タイの人達と共に敬意を表しましょう！



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