今回のタイの大洪水は、色々な所で 色々な 被災や新しい事件などを も 引き出しているようです。
先週でしたか、タイ東部トラート県の刑務所で受刑者同士のケンカがあり、4人が死亡、16人が重傷を
負ったと 言うのです。 なんでも 洪水で中部アユタヤ県とパトゥムタニ県の刑務所も冠水され、そこでは
受刑できなくなり、二県の刑務所から移送されたグループと、もともとトラートの刑務所にいた
グループが、シャワーの使用を めぐり乱闘になったとか ・・・ 死亡した4人はいずれも
パトゥムタニ県の刑務所から移送された受刑者だった と、報じられました。
大洪水で 思わず起きた事件ですが、この事件がタイの 「刑務所収容問題」 を 浮き彫りにさせたようです。
タイで2002年10月から2011年9月に発行された逮捕状は、約84万通で、このうち執行されたのは
約45万通、残る約39万通は未執行で、多数の容疑者が野放しとなっている、という報告があります。
これには、タイにある143カ所の刑務所で、22万人以上が入所している今、とても 収容しきれずに逮捕・
検挙がどうしても緩くなる裏事情があるという話しです。 まぁ~ 日本も収容には同様のようですが…
これも困った問題ですネ。 因みに、タイの犯罪内訳は 80%以上が麻薬関係だそうですヨ。
人権団体 「市民的自由連合」 が、タイの刑務所に関する調査を 実施したところ、全国平均で定員が
2倍以上と過密であり、しかも 解決の為の対策が 講じられていないことも 明らかになっています。
全国の刑務所 143カ所の定員数は、約 10万6千人との事ですが、現在の服役数は約 22万5千万人に
のぼり、その過密度は世界8位となっていると、発表されました。 法務省矯正局の規定は、一人当たりの
スペースは 2・25平方メートルとされているものの、実際は 1・1平方メートル以下で、場所によっては
わずか 0・7平方メートルと劣悪な状態だとか … … 特に女子刑務所が酷いようですヨ。
極度な過密の原因について、人権団体研究チームは 下記のように分析していますネ。
裁判待ちの被疑者が多いこと → 麻薬関係の罪は重い
全体的に刑罰が重いこと → 受刑する期間が長くなる
刑罰の種類が少ないこと → 受刑者の80%が麻薬関係
これに、服役者が若くなって、長期となりますから 尚のこと 収容しきれなくなるのでしょうねぇ~
同研究チームは 「更生施設での収容・罰金制度・社会奉仕刑を 増やして、服役者数を 調整すべき」
と、提言しているとか ・・・ これも大きな社会問題ですねぇ~
日本の場合は、高齢化に伴って65歳以上の受刑者が多くなっているようで、更に 不景気で 無銭飲食や
万引きの軽犯罪が増えているとか ・・・ 日本もよその国のことなど 心配していられません。
事情は違っても、両国とも受刑者が増えているのは間違いありません!
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以上 また 何かありましたら一報下さいませ。