識西諭里プロは、JLPGAのプロテストを7度も受験しパスできず、昨年末の米国ツアー
最終予選会も突破できませんでした。諦めずに今度は、欧州女子ツアーの予選会に挑戦し
17位に入り、出場権を獲得した、なんてケースは稀でしょうネ。 昨日からの続きです。
こうして 諦めない精神を維持し、26歳にして世界への扉を開いたことは、女子プロを
目指す数多く居る若い選手に良いお手本となりますネ。 お金も相当かかったでしょう。
<QS17位タイで井上透コーチと>
識西プロ、昨年は4月の「全米女子オープン」の日本予選会を通過しましたが、6月の
本大会では予選落ちでした。その実力から周囲は「今年(22年)こそはテストに合格する」
と、見られていたようですが、最終日に80を打ち、43位で7度目の不合格に ・・・
しかし、奮起して今度は米国ツアーに初挑戦です。予選会(QS)では、一次、二次を突破し、
最終戦に進出しました。8日間に及ぶQSでは上位に位置するラウンドもありましたが、
最終日は75で75位に終わり、45位以内で得られる来季の出場権を手にできませんでした。
<21年11月からネットワールドとスポンサー契約>
それでも負けじ魂を持って、米国からそのままスペインに渡って、欧州女子ツアーのQSで
17位タイに入り、同ツアー出場資格をゲットした次第です。17位の順位は27試合の出場が
可能となり、成績次第では メジャー大会にも出場できます。また、世界ランキング300位
以内に入れば、日本ツアーの試合にも「臨時登録者」として年間4試合に出場可能に ・・・
<マジカルケニヤレディスで>
しかし、全て これからの戦績次第です。今年の欧州女子ゴルフツアー初戦「マジカル ケニア
レディス」で、いきなり5位タイという順位に入りました。今年は米国女子ツアーの下部・
エプソンツアーにも出場しているようですが、今まで5位タイ以上の戦績は残せていません。
福岡県生まれの識西プロは、父の影響で10歳でゴルフを始めたものの、“そんなに好きでは
なかった“ といいます。ですが中学二年生で出場した試合で「ハーフ33」をマークしてから
モチベーションが上がり福岡第一高に進学。「全国高校選手権」で3位、「福岡県アマチュア
ゴルフ選手権」で優勝と実績を上げ、2016年にプロ宣言してプロに転向しています。
苦労人の識西プロは、台湾ツアーに参戦した実績もありますが、再び海外からトッププロの
座を目指しています。根性あると思いません? このような選手も応援したいですよネ。
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