日本の水際対策完全撤廃、5月8日の予定が、急遽 4月29日に変更されました。これで
日本入国の際に義務付けられていたワクチン接種証明書も陰性証明書も必要なくなりました。
更に政府は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを5月8日、5類に移すことも
正式決定し、今後は国民の自主的な取り組みをベースにした対策に大きく転換されます。
ヤレヤレです。四年前後に及んだ異例の新型コロナウイルス対策も終了となりつつあります。
タイミング良く急速にインバウンド事業が活気づいています。日本政府観光局が発表した
訪日外国人数は、2月(約147万人)から大幅に伸び、3月は前年同月比約27倍の181万
7,500人となっています。が、昨年と比べるよりコロナ禍前の19年3月との比較すべきで
181万7,500人は、その時の65.8%の水準まで回復。年末には19年と同じレベルになりそう。
中国政府による訪日旅行制限があり、中国本土からの団体観光客は少なく、中国人を除くと、
回復率は84.2%に達しているといいますからネ。国際クルーズ船の運航も再開しましたしネ。
そう、タイ人の訪日数も回復していますヨ。19年の1月~3月の累計が347,937人に対し、
23年の同月比は244,700人で70.3%の回復率です。国籍別では韓国・台湾・香港・米国に
次ぐ5番目です。タイ人もコロナ禍で抑えられていた日本旅行熱に火がついているようです。
ただ、逆に日本人の訪タイ者数は伸びていませんネ。タイ観光・スポーツ省の公表では、
3月1日~3月31日に観光目的でタイを訪れた日本人観光客は60,489人で国籍別では
11番目で、コロナ前の19年は月平均約15万人が訪タイし、国籍別でも6番目だった
ことを考えると、下記の流れから見ても日本人旅行者の回復が遅いのが気になります。
2022年 10月 37,186人 11月 46,020人 12月 53,564人
2023年 1月 46,336人 2月 65,451人 3月 60,489人
昨年12月から比べて、1月は減り、3月になっても約7,000人しか増えていません。
この数字は コロナ禍前よりも日本人のタイ旅行熱は、冷めてしまったのでしょうか?
航空会社2社がゴールデンウィーク期間(4月29日~5月7日)の予約状況を発表して
いますが、国際線はANAが前年の2.7倍の15万2千人、JALが2.4倍の14万6千人でした。
コロナ禍前の18年と比べると、国内線はコロナ禍前の水準にほぼ回復していますが、国際線は
いずれも6割ほどの水準です。国際線の回復の鈍さが目立ち、訪タイ者数もそのようです。
これはゴールデンウィークだけでなく、海外旅行に出かける人が少なくなっているようです。
タイのリピーターの殆んどがゴルファーであることを考え合わせると、日本でのゴルフプレーの
し易さとプレーフィーが安くなっていることも影響がありそうです。 次回に続きます。
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