ロシアのウクライナ侵攻による影響が、タイ国にも出て来ています。ガソリン価格が
日増しに高騰しており、リッター当たり日本円にして140円前後になっています。日本の
170円よりは安いですが、諸物価を比較したらタイ国のガソリン価格は高いですからねぇ~
ガソリン価格の高騰は、他のエネルギー価格や物価にも影響を与え、タイ人の日常
生活にも響いてくるでしょう。早速 騰がっているのが金の価格で、これは分かり易い。
タイ国では金の単位を、通貨と同じバーツとしていますが、ややこしいので「通貨の
単位をバーツ、金の単位をTHB」としますネ。1THBは、15.16gの重さになります。
2月24日にロシアがウクライナを侵略して以来、金の価格が上昇し、2月23日は
1THB当たり30,017バーツ(約104,460円)だったのが、今朝では33,034バーツ
(約114,960)と約3,000バーツも騰がっています。過去最高を超えている事もあって
ヤオワラート(中国人街)の金行では、金製品を売るために行列が作られていたとか。
でも怖いですヨ、両国で和解交渉が進めば、価格は大下落する可能性もあります。
そして 苦境に立たされているのが、タイ国内に7,000人以上のロシア人観光客と
ウクライナ人観光客(300人~400人)です。3月4日からロシアのS7航空が、
そして、アエロフロート航空も8日から国際線の運航を停止しています。
クレジットカードも使用できず、ルーブルの両替もNG、ドルも持参していません。
観光客の殆どがプーケット・サムイ島・クラビ・パタヤなどのビーチに滞在中ですが、
タイ政府は、滞在延長のビザ代(1,900バーツ)を無償で対処するようです。帰国を
希望する人のために、タイ政府が帰国便まで用意しませんが、ロシア政府も世界
各国に滞在している人たちに用意できませんでしょう。ウクライナも同様です。
<プーケットでは反戦も行なわれています>
タイ政府は、彼ら観光客の同意なしに 国外に追放はしないでしょうけど、この先
立ち往生した7,000人以上のロシア人とウクライナ人は、どうなってしまうんでしょう。
タイ政府が、帰国できず、更には滞在費が支払えない観光客のために、プーケットや
パタヤなど、いくつかのエリアに避難所を提供することも考えているようです。帰国が
難しく、一時的に亡命を求めるウクライナ人だっているでしょう。もう大変ですネ ・・・
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