タイの金メダル獲得目標３個だけど速くも一つ獲得！

　
　23日、コロナ禍で反対論者もいる中、ついに「第32回夏季オリンピック東京大会」が開幕。
緊急事態宣言下にある開催都市 東京にて、五輪の歴史上、初の無観客大会となりました。

　

205カ国・１万1,090人の選手が参加。 日本は史上最多の582人（1964年東京大会の
355人）。日本は33競技すべてに参加し、JOCは金メダル30個を目標に掲げています。

　

タイからは最終的に15種目、41人の選手団が参加し、タイオリンピック委員会は３個の
金メダルを目指します。その中でも、テコンドー、ボクシング、射撃競技、バドミントン、
ゴルフの５種目から、少なくとも一つの金メダルを取るだろうと言われていました。

ですが、早くも昨日、テコンドー女子49キロ級でパニパック・ウォンパッタナキット選手が
決勝でスペインのアドリアナ選手に勝利し、東京オリンピック2020でタイ初の金メダルを獲得。

　
　＜パニパック選手（右）＞

9-10で残り時間９秒のところ、最後のシュートで２ポイントを獲得し、11-10でスペインの
強豪選手から逆転勝利を飾りました。タイのテコンドー協会にとっても初めての金メダル
獲得となりました。タイの人たちは、ラスト９秒で起こった奇跡に歓喜の声、大騒ぎでした。

23歳のパニパック選手は、５年前にリオ五輪でも銅メダルを獲得しており、次は銀メダル
以上を目標にしていただけに、自身の喜びもひとしおでしょう。金メダル獲得は1,200万バーツ
（約4,020万円）のご褒美付きですからネ、嬉しい嬉しい金メダル獲得でしたネ。

　

日本の金メダル獲得目標は30個ですが、メディアは「地元の利と声援など特別な環境を
活かしてそれ以上は達成できるのでは」と評しています。 タイのように３個の目標とは
レベルが違う。タイが一つの金メダル獲得でも、歓喜の声を上げるのも理解できますネ。

タイ国内は今、デルタ株のコロナウイルスの拡大で大変な時期にあります。昨日も1万4,260人
（死者は日本人一人を含む119人）の新規感染者が確認されています（バンコク都2,745人）。

　

バンコク都を中心に感染防止規制でがんじがらめで、明るいニュースがほとんどありません。
そんな時期だからこそ、タイ代表選手の東京五輪での活躍に期待と応援の声が高まります。
メダルを一つでも多く獲得し、タイ国民を元気づけてほしいですよネ。　　



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