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タイの挨拶言葉 ”サワディー” の語源は ・・・

2018年10月03日 | タイの名所、名物、料理
 
 東京を散策していると、時折 タイ語が聞こえてきます。そんな時、タイ人の日本旅行
ブームを実感します。だからでしょう。タイ語を学ぶ日本人も増えたような気がします。

タイ語を勉強する際、最初に出会うのが「サワディ・カッ(プ)」、女性ならサワディ・カ(ァ)」という
挨拶言葉ですネ。日本人を含め外国人が一番 最初にこの言葉を覚えて、また 一番口にする挨拶言葉です。

 

おはよう、こんにちは、こんばんわ、さようなら と全てに活用できますから、とても便利な言葉です。
言葉の最後に、男性はカッ(プ)、女性はカ(ァ)を付けると丁寧な言い方になることは周知の通り。

日本では、おはよう、こんにちは、こんばんわ、と挨拶が交わされてから「お食事は?」
「どこへ?」と次の会話に入っていきます。でもタイ人の親しい同士では、サワディーを
言わず、“食事した?” “どこ行くの?” と、これが 通常の挨拶言葉になっています。

 
 <チュラロンコン大学>

昔々のタイでは、「ごはんを食べた?」というのが普通の挨拶だったそうです。それが1930年代、タイの
東大といわれるチュラロンコン大学の教員が、自身のラジオ放送で「ごはんを食べた?」という挨拶では
おかしいと、サンスクリット語の{Svastkaa(吉祥、めでたいこと)}を元に考えた造語だそうです。

これがチュラロンコン大学の学生たちの間で大流行し、多くの人が使うようになりました。
そして1943年、当時のプレーク首相が、日常の挨拶として「サワディー」を使うように
働きかけ、全国民の挨拶になったんですってヨ。 70数年前のお話です。

 

でも、この「サワディー」。日本でも使っていましたよネ。 “さわやか~ サワデー” って、
メロディー どこかで聞いたことありません? そう、トイレに置く消臭剤会社のCMですよネ。
タイの挨拶言葉から取った、なんて噂もありますが、定かではありません(笑)。

タイの女性が「ワイ(合掌)」をしながら、膝を少し折り曲げ、ニコっと微笑みながら挨拶する
「サワディー(カッ)」。私が好きな容姿の一つです。日本人は、今でも食事前後に「頂きます」
「ご馳走さまでした」と、合掌する慣習がありますので、なおさら そう感じるんでしょうネ。

 

タイ人の挨拶の時にはワイもしますが、目上の人でなければ「サワディー」と言うだけでも
OKなんですヨ。 ですから よく外国人が やたら会う人ごとに、ワイをしている光景を

見かけますが、タイ人から すると、少し変な光景に映っているかも知れませんネ。
でも年下の人からワイをされたら、お返しでワイをするのも好感が持たれます。

ただ 時折、外国人家族が食事をしている折、子供が「ノーンノーン」とウエイトレスを
呼んでいる光景を目にしますが、これは良くありません。 長くなるので明日に続きます。  



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