英国に拠点を置く航空サービス リサーチ会社・スカイトラックス(Skytrax)が、毎年恒例の
「Skytrax World Airline Awards 2022」を発表しています。 22年度もベストテンに全日空と
日本航空が入っていますネ。今回は21年9月から22年8月にかけ、世界100カ国1,400万人を
超えるユーザーから得たアンケート結果と独自の調査に加えた航空会社のランキングです。
<全日空は三つの部門で1位を獲得しました>
総合ランキングのベストテンは、カタール航空・シンガポール航空・エミレーツ、4位に
全日空、カンタス航空・6位に日本航空・ターキッシュ エアラインズ・エールフランス・
大韓航空、10位にスイス インターナショナル エアラインズ の順位となりました。
タイ国からの最高位はバンコクエアウェイズの23位でした。タイ国際航空は、客室乗務員の
評価では4位に入り高評価を得ています。また 機内客室の衛生・清潔のランキングでは13位に
入りましたが、総合ランキングでは46位でした。以前は もっと上位に入っていたんですがねぇ~
World Airline Awards SKYTRAX ランキング ➡ https://www.worldairlineawards.com/
そう言えば、2月1日付でタイ国際航空の最高経営責任者(CEO)に就任したチャイ・
エアムシリ氏が9日に記者会見していました。経営運営も良い方向に進んでいるようです。
赤字続きだったタイ国際航空でしたが、20年にコロナ感染拡大の追い打ちで経営破綻し、
現在は、人員削減や路線再編を柱とする事業再生計画を実行中です。昨年は経営不振
<チャイ・エアムシリ氏>
企業の再生手法の一つ、債務(借金)と株式を交換する債務の株式化で 債務超過を
解消できる方向となり、25年には再建を終えられる見込みとしていました。
それがコロナウイルス対策の規制緩和で、予測以上に航空需要が回復しており、従来の
想定より一年前倒しでき 24年に完了する見通しが立ったようです。就任したチャイ氏が
会見で、“計画の進捗は7割に達した。年内に中国や日本との路線を増便し、停止中の
株式も25年に取引を再開させたい” という意向も明らかにしました。 良かったです。
<新たなタイ国際航空の経営陣です>
チャイ氏は1月末までタイ国際航空の最高財務責任者(CFO)を務めていましたが、20年
4月に当時のスメートCEOが辞任して以降、CEO職は空席でした。 昨年11月にCEOの
公募に応じた社内外の53人の中から選ばれ、今回の就任は内定していたようです。
チャイ氏は路線について、中国からの団体旅行を見据え、年内に北京や上海など5大都市への
就航を計画し、日本からは都市数よりも運航頻度を増やしたい意向のようです。羽田や成田、
関西国際空港などの路線を増便するそうで、全体の路線数は23年に19年比65%、25年に
同85%まで回復を見込んでいるといいます。 これで航空ランキングも上がって行くかな?
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