バンコクの渋滞！“どげんか せんと いけん” ①

ワタクシが住んでいるスクンビット界隈は、バンコクでも有数な交通渋滞地区ですが、バンコク自体が「世界有数の渋滞都市」です。

世界一とも言われる渋滞は、それに伴う排気ガスと共にタイ人だけでなく、外国人にも大きな悩みの一つになっています。
バンコクの統計上の人口は650万人と聞きますが、実際には800万人とも900万人とも言われている中、車を持っているタイ人が
車通勤と子供の学校の送り迎えに利用するんですから、当然バンコクの朝夕は渋滞パニックです！

東京でも、大阪でも大都市の中心地へ、車を持っている誰もが車通勤したら大パニックです。バンコクはそんな状態に
加えて、登録車両は毎年約10％のペースで増え続けているそうですから、交通渋滞は益々増加の一途です。
“どげんか　せんと　いけん”　と思うのはワタクシだけでは無いでしょう。

朝夕の交通渋滞解消には鉄道網の拡充が不可欠で、BTS（スカイトレイン）、地下鉄も郊外へと工事は進めていますが、
それでもタイ人は見栄っ張りな人が多いから「鉄道が整備されても、ガソリンが上がっても、車で通勤するだろう」
なんて誰かが言っていましたっけ。

バンコクの道路面積率は全土地面積に対して僅か8％と聞きますから、住宅やビルのスペースを道路へ切り替えることは
今になって、不可能な施策でしょう。

今　中国の北京では、オリンピック開催に伴う交通規制の実験を行い、大きな成果を見出しているそうです。
それは車のナンバーの末尾が偶数か奇数かによって走行できる日を指定するナンバー制限です。
このナンバー制限は、昨年、テストを行い、渋滞と大気汚染の解消に大きな効果が認められているそうですヨ。

極端に言えば、街に出てくる車の数が通常の半分になるわけですから、効果があって当たり前です。フィリピンの
マニラではナンバー・コーディング制度（ナンバーによる車両通行規制）が確立されていると聞いています。

バンコクも思い切って、これくらいのシステムを施策するか、もう　こうなったらバスをすべてエアコン付きにして、
プミポン国王に“通勤、通学はバスに変えなさい！”と大号令をかけて貰うしかありません！
父と仰ぎ、敬愛する｛国王の御達し｝であれば、きっと半分の人はバス通勤になるでしょう。

スクンビット界隈に住むことは、全てにおいて利便性が高くて良いのですが、この交通渋滞と排気ガスには堪りません！

今　スクンビット通りソイ24あたりでも、高層コンドミニアムがいくつか建設中ですが、そこに住む人は、当然車持ちでしょうから、
更に混み合うこと間違いありません。折角　楽しかったゴルフも、帰りの夕方の渋滞に巻き込まれると、半減してしまいますもの。
ホント　“どげんか　せんと　いけん”　です。


　 タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト