タイの感動的なコマーシャルの紹介 その３

　　
　プラユット軍事政権は、昨日の10日に “午前０時１分～午前４時” の夜間外出禁止令を
更に、カンジャナブリ県・ラヨン県・ナコンパノム県 など20県で、解除すると発表しましたネ。

今月中には、バンコク・チェンマイ県だけが、夜間外出禁止令になるような気がします。　
チェンマイは、タクシン・インラック元首相の出身地ですからネ。　

　

徐々に 平穏な状態に戻りつつあるタイですが、そこで、“タイの感動的な話とコマーシャルの
紹介” 第三弾です。　第一弾は１月３日に、第二弾は５月１日に 当ブログで紹介しました。

　今日の一つ目は、今月初めにタイの新聞に、ある一人の少年について報じられた話です。

タイ北部スコータイに住む10歳の少年は、学校に通いながら、寝たきりの両親の世話と
家事すべてを こなし、働きながら一家を 養っているといいます。　

　　

　＜少年の両親は、母親が2007年に交通事故で下半身が麻痺しています。　上半身は動かせて
話もできますが、今も自力で起き上がることはできません。　また父親は、それより早く10年間
全身麻痺のために寝たきりで、話すことも不自由なために手話で会話を しています。

少年はこの10年、寝たきりの両親を 養うために、彼のすべての時間を 惜しみなく使っています。朝、
朝食を 作り、家の掃除を し、両親に食事を 食べさせたら、学校へ行きます。　昼休みには両親に

食事させるために帰宅。　そして、放課後や休日には建設現場などで生活費を 稼ぐために仕事を します。
仕事が終わった後、帰宅しても、少年に休む時間はなく、両親と自分の食事を 作り、食べさせます。

　

近くに住む同じ年ごろの子どもたちはその時間、自由に遊んでいます。　しかし、少年は他の
子どもたちのように遊べないことを 全く気にしていないといいます。　また こうした毎日の

生活にも疲れることはないと健気に語っています。　そして、将来は何になりたいかという
問いに、少年は、兵隊になって国を 守りたいと答えています。

母親は、彼に子どもらしい生活を 与えることができないことを、非常に残念だと
語っています。　しかし、強い子に育ってほしいと願っているといいます。

少年の通う学校では、家庭の窮状を よく知っており、給食費や学用品の購入費を 支援している他、
収入の足しになるように　仕事の紹介を しています。　さらに、専用の銀行口座を 設けて、彼のために
タイ全土から募金を 募っているそうです。＞　

　


　二つ目は、大切に育てた高校生の娘が妊娠してしまう父親の愛のＣＭです。
　動画の内容はこちら　　


　現在タイでは、20歳以下の少女が妊娠・出産するケースが増えているといいます。　知人のタイ人は
「このようなＣＭを 放映しながら、政府機関と関係団体が同問題を 解決すべく性教育の普及などに
力を 入れるよう奨励しているのだ」 と話していましたが … …　　
ＣＭからも いろいろと考えさせられます。　　

　

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