タイ東北部 ナコンラチャシマ県の市街地で、人質を盾に銃を乱射し商業施設に立て
こもっていた陸軍の現役曹長(32)は昨日、警察の特殊部隊によって射殺されました。
よって 事件は終結しました。 昨日のブログからの続報です ・・・
タイを震撼させた乱射事件、史上まれにみる最悪の結末となりました。軍施設から奪った
ライフル銃など6丁と実弾700発で、市民と警察官29人を死亡させ、58人が負傷しています。
<負傷者を運ぶ救急車>
犯人のジャカパン・トンマ軍曹は現地時間の9日午前9時ごろに射殺されています。
結局、上官の個人宅を襲って上司を射殺した8日の発砲事件から始まり、ショッピング
センターへ車での移動と銃撃戦を含め、トータル15時間にも及ぶ死闘を演じました。
彼は陸軍の第22武器弾薬大隊に所属する兵士で、武器の使用にも非常に熟練していたといいます。
32歳といえば、軍で様々な訓練を受けていますから、同時に、このような場面での解決させる多種な
方法や戦術現場もよく訓練していたでしょう。しかも長距離射撃が得意とか。 恐ろしいことです。
<ゲガした学生を救助する軍兵士>
事件が起きたのは土曜日で混み合う、しかも同県で最も大きなショッピングセンターでした。
犯人は手榴弾も持っていたようです。これだけの武器を持って、多くの市民に向け無差別に
銃を乱射したわけですから、死傷者がもっと多く出ても不思議ではありませんでしたネ。
もし 同事件がバンコク都内の大型ショッピングセンターで起きていたらと思うと、ゾッと
します。 さらに多くの観光客や外国人、日本人も被害者になっていたかも知れません。
<プラユット首相も緊急会見>
プラユット首相も昨日9日「タイでは前例のない事件が起きて悲しい。狂言者による
このような事件は、今回で最後になることを望む」と、記者会見で述べていました。
でも いつかはこのような事件は起きると思っていました。今回は現役の将校(軍曹)が起こして
しまいましたが、軍のOBや兵役義務によって銃の扱いを知った軍の経験者はたくさんいます。
<現地では9日夜、多くの市民が犠牲者を追悼>
しかも「タイは銃社会にある」と言っても過言ではないでしょう。 防御や防衛のために、自宅での
銃所有の許可証を取得することは、そんなに難しくありません。しかも、ある場所では銃を買えます。
日本でのニュースには余り流れませんが、タイの現地新聞には、よく個人的な殺傷事件が
起こっています。 そこで一番多く使われる武器は拳銃なんですヨ。 夫婦の痴話げんか、
自殺、男女間や知人同士の恨み つらみ、時に学生の乱闘にも銃が使われているのが現状です。
<負傷者が多くて出て、輸血に協力しようと列をなす市民>
タイ社会も益々 近代化する中、日本のように蝕んだ狂言者も現れてくるでしょう。今回は例外
でしょうが、米国のようになる前に「銃社会」から抜け出すことをタイ政府は考えるべきですネ。
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