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日本とタイで くだもの合戦が 過熱になってきた!

2019年08月29日 | タイの名所、名物、料理
 
 「果物の王様」と称されるドリアン。その独特な香りと風味で、日本人は好き嫌いが はっきり
分かれます。ですが、中国ではタイ産のドリアンが大人気です。 昨日からの続きです ・・・

昨年 1 年間にタイから中国には 145 億バーツ相当のドリアンが輸出されましたが、これはタイの果物
輸出全体の42%を占めているそうです。 現時点で、中国でドリアンを食する人は年間 4,200 万人と
言われていますが、ここ5年でタイの対中国ドリアン輸出は、2倍から3倍に増えると予測されています。

 

2024 年までには、アッという間に年間8,000万人~1億2,000万人以上になります。それでも
14億人近くの人口の1割にも達しません。 将来も見込め、タイにとって最高のビジネスです。

ドリアンもトロピカルフルーツの一つですが、マンゴー・マンゴスチン・パパイヤなどと違って、
他国には少ない果実です。これは強みですネ。一方、国内では品薄になり 高騰し続けています。

 

政府は「タイ人は食する果物の量が少ない」と国をあげて、果物を食べさせようと四苦八苦。
ですが、皮肉にも昨年、日本からタイに輸出された果物は前年比 43.1%増の13億円と伸びて
います。このうち最も輸出額が 大きいのはリンゴで前年比77.4%増の 3.9 億円です、って。

最近は、イチゴ、ブドウ、サツマイモ、柿 などもタイで人気が高まっており、さらに輸出額が
伸びるでしょうネ。この背景には、日本を訪れるタイ人が増えたことで 日本の果物の美味しさを
知って来ましたから。 また、中所得者層の拡大で、タイで日本の果実を求める人も増えました。

 

だからか、果物の輸入規制が強化されつつある中、今月初め、日本からは農協など10の
団体や企業が参加し、果物に特化した商談会が初めて行なわれています。日本のイチゴ・
ブドウは知られるようになりましたが、最近では柿・桃・梨も人気が高まっているよう。

日本側からすると、昨年の輸出額は前年から43%増えて13億円に上っているといいます。
タイ国産のドリアン以外の果物が低迷している政府は、今年から一部の品目について生産地の
登録や衛生証明書の取得を義務付けるなど規制を強化しており、日本側は対応を迫られています。

 

タイは規制だけでなく、より販売が増量する施策も必要でしょうネ。日本で比較的人気度が高い
マンゴーでも、外国産ではメキシコ、フィリピンについで3番目の輸入量です。更に増やすには、
素人考えですが、マンゴーを「おやつ」として食する方法など、広める努力も不可欠でしょう。

 
 <カオニャオ・マムアン>

例えば、タイのデザート(おやつ?)として有名な「カオニャオ(もち米)・マムアン
(マンゴー)、私も大好きですが、もち米とマンゴーの組み合わせに、ココナッツミルクを
かけたものです。 タイではポピュラーですから ご存知の人も多いでしょう。
こんな組合せを日本にもっと、認知させたいですよネ。 日タイの果物戦争、過熱気味です。  


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