タイから今度は、ヌック・スカパン選手(21歳)が、LPGAの下部ツアー・ステップアップ ツアー
(SUT)の「Hanasaka Ladies Yanmar トーナメント(12日~14日)」で、初優勝を飾りましたネ。
滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で行なわれた試合にて、通算5アンダーで2位の木下彩プロと
1打差で優勝賞金540万円をゲット。頑張りました。 SUTの賞金王になって、来季のレギュラー
ツアーを目指すヌック・スカパン選手にとっては、嬉しい嬉しい勝利だったでしょう。
<嬉しい初優勝のヌック・スカパン選手>
初日を終わってイーブンパー5位タイからスタートしたヌック選手でしたが、2日目に
6バーディ、2ボギーの「68」をマークし、通算4アンダーで単独首位に躍り出ました。
最終日・最終組で戦うのは木下彩プロと、タイの同郷(チェンライ)で姉と慕うポラニ・
チュティチャイ選手(34歳)。ましてや日本です、これはやりにくかったでしょうねぇ~
<ポラニ・チュティチャイ選手>
チュティチャイ選手は2016年のレギュラーツアー「ヨネックスレディス」で勝っていますし、SUTでは
15年と18年で2勝しているベテラン選手です。ヌック選手、昨季から日本でプレーするようになって、
チュティチャイ選手から日本のこと、日本ツアーのこと等 いろいろと教えを乞うて来ました。
昨年、SUTで17試合出場しランク19位に入れたのも、チュティチャイ選手のお蔭もあるでしょう。
同試合で最終日、チュティチャイ選手は「79」を叩き 20位タイとなってしまいましたが、ヌック・
スカパン選手が、ウイニングパットを決めた時は、チュティチャイ選手が泣いて喜んでくれたそうです。
<16年のホンダLPGAに出場しています(右3番目)>
泣きたくなかったようですが、つられて泣いてしまったといいます。”チュティチャイ選手が同組に居て
くれて、練習ラウンドの時のようにリラックスしてラウンドできたので優勝できた” と感謝していました。
同試合には、O・サタヤ、スパマス・サンチャン選手も出場していましたが、上位には入れませんでした。
今年からLPGAのQT(予選会)システムが改正され、プロテストに合格しLPGAの会員でなければ、
QTに出場できません。来季からは、QTでの順位が確定しなければ SUTにも出場できませんからネ。
来年、タイの女子選手でQTに参戦できるのは、合格している O・サタヤ選手だけです。
テストに合格すればいいわけですが、8月から始まる第一次予選から11月の最終テストまでに
<ランクン選手も頑張っています>
3カ月かかるし、また大変な競争率ですからネ。ヌック選手やレギュラーツアーで前半戦の
試合に出場できている S.ランクン選手は、今のチャンスを絶対に 活かしたいでしょうから。
そのランクン選手は、15日現在の暫定リランキングでは5位(約1,040万円)に入って、後半戦の
出場も問題ないでしょう。 みんな頑張っています。 応援したくなりますよねぇ~
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驚いたのは賞金額、なんと同日のスタジオアリスの2位タイより上(500万弱)でした。去年までは3日間でも3~400万だったのでは。専属キャディがついてないことを考えるとSUツアーの優勝はもっと価値がある、名誉は別にして。
木下選手との終盤のバーディ合戦も、森口プロが驚いていたように見事でした、18番は惜しかったですが。
スカパン、ランクン二人とも飛距離があるし、タイの選手にはがんばってほしいものです。
同感ですね。二人は今年 日本女子ツアーで活躍しそうで楽しみですね。
一度は応援観戦に行きたいと思っています。応援しましょう。9648