タクシーさんよ、タイの顔なんだよ ２

　観光客に、タクシーの運賃を ごまかす、なんて言われちゃ～ いけません。　（昨日からの続き）

昨年でしたか？　タイ運輸省がVIPタクシーの導入を 検討していたようですが、その後　どうなったか？
なんでも　初乗りの料金を 100バーツにするけど、安全運転など運転手の勤務態度も向上させ、車も
トヨタ・カムリ　クラスが使われる、なんて前ぶりでしたが…　　今のタクシーは殆んどがカローラです。

つい先ごろ　米ニューヨーク市の 「イエローキャブ」 と呼ばれる黄色い車体のタクシーに、日産自動車の
ミニバンが採用され話題となりました。　「イエローキャブ」 はニューヨーク市の顔ですから　日産も
シメシメでしょう。　2013年後半から順次日産車に切り替わるようです。

　
　　 ＜ニューヨークのイエローキャブが日産車に…＞

タイは　どうも逆のようで、自動車メーカーはタクシーとして利用されるのは困るようですヨ。　

こんな笑い話も聞いたことがあります。　BMW車を 購入した　あるタクシー経営者が、普段からBMW社の
態度が気にいらず、ある時怒り心頭して、その持っていたBMW車を タクシーと同じ黄色と緑のカラーに
塗り変えてしまったそうです。　BMW社は　“イメージが傷つく”　として この車を 高く買い取った、とか…

それくらい タイではタクシーのイメージが悪いんですかねぇ～　ホンダもイメージを 気にして、タクシーの
使用は禁じているんです、って。　トヨタは、ある意味　立派で、勇気あるんですネ。（苦笑）

　
　　　＜古いタクシーは少なくなりましたが…＞

　現在　タイ国内で、約８万台のタクシーが走っているそうですが、運輸省陸運局が製造から12年以上
経つタクシーの規制を 始めてから、随分と　オンボロ タクシーが減ったのは事実ですネ。

更に、2010年１月からの新規登録するタクシーに、領収書発行機の搭載を 義務付けましたので、昨年末で
8,000台前後の発行機掲載タクシーも走っています。　領収書にはタクシーの登録番号、運賃、走行
距離などが記載されていますので、悪質タクシーの抑止力にもなり得ますよネ・・・

　
　　　　　＜発行されたタクシーの領収書…＞

タクシーその物は、よくなっても　問題はドライバーです…　営業形態はタクシー会社のタクシーを 個人が
借りて運転するケースが殆んどで、アルバイトも多く　誰でもドライバーになれる所に問題ありかな…

でも　結構　いいお金を 稼いでいるんですヨ。　こんな調査もありました。

タイ商業会議所大学というのがあり、２月にバンコク首都圏のタクシー運転手を 対象に世帯収入について
行なった調査で、１万５千バーツ～３万バーツが 74％、３万バーツ～６万バーツが 21％という数字が・・・

　
　 ＜意外とニコニコだぁ～＞

大学の初任給が１万５千バーツ前後を 考えると、タイのタクシー運転手の給料って、悪くないんですねぇ～
まぁ～　世帯収入ですから奥さんのお給料も入っていると思いますが、これは悪くないですヨ。

だから　バンコク市内のタクシーも多くなっているのかも知れませんねぇ～
だったら、尚のこと　タクシー ドライバーになる資格を 設けるなど、そろそろ国の規制が必要です。
　観光立国タイが、運賃を ごまかす　なんて言われていては、いけません！　　

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