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プミポン国王からシリントン王女へのお手紙 ・・・

2016年10月23日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 昨日の午後は、プミポン国王を追悼するため、バンコクの王宮前広場に多くの市民が参加し、
国王賛歌を大合唱。 黒服の群衆で埋め尽くされ、参加者は推計で17万~30万人に上ったとか。

王宮前に早朝から人々が詰めかけ、午後1時過ぎに 「王室賛歌」 の曲が流れ、歌の終わりに国王の写真を
掲げ、音楽を愛した国王の死を悼み 別れを惜しみました。 オーケストラなどの演奏は夜まで続いたよう。

 

まだまだ悲しみと失望感は続いていますが、プミポン国王 ご逝去にまつわる 「タイの感動的な
話の紹介」 第8 弾として、国王が12年前にシリントン王女に送った手紙の内容を書きます。

既にインターネット上で、見たり読んだりしている読者もいるかと思いますが、まだ
触れていない読者に向けて書いて、再度 プミポン国王のご冥福をお祈りいたします。

 

 国王からシリントン王女への手紙  (2004年10月6日)

娘へ ・・・

この世界では、全てのものは常に対をなしている。
闇と光、善と悪、好きな方を選べと言われたら、誰もが明るい方を、良い方を選ぶだろう。

しかし、その願いを叶えるには、明るい方、良い方に向かうには、人を愛することが必要だ。
人を愛することで、あらゆる問題は解決できる。
この世界は幸福で満たされ、平和になり、愛で溢れるようになる。

 お前に伝えておきたい ・・・

1. 周りの人をみんな友と思いなさい。 共に生を受け、共に歳を重ね、共に痛みを分かち合い、
  共に天に召される。 過去も、現在も、未来も、いつのときも、全てを分かち合う友だと。

 

2. 世界の良いところを見なさい。 そうすれば世界はより良いものになる。 現実をきちんと見ること。
  そうすることで、問題のあるべき解決策が導き出される。

3. 自分の足で立ちなさい。 すでに満たされているのだというベースを自分の中に持つこと。
  今あるもの、今得られているものに満足すること。 それがどうであれそれを受け取る。

執着せず、あればいいが、なくてもいい、という考え方を持つこと。 身の丈に合ったものに満足
すること。 持っているものが少なければ、得られるものが少なくても、それで満足すること。

 

* 余裕を持つこと。 自分に余裕がないと周りに迷惑をかけてしまう。
* そこそこで満足すること、働いて、その働きに見合ったもので満足するということ。
* 自分自身に見合った立場でちゃんと生きること。

4. ぶれない心を持ちなさい。 怠惰は罪であり、勤勉さには価値があると知りなさい。 嫌なことが
  あったときは、またいいこともあるし、楽もあれば苦もある、賞賛を浴びることもあれば陰口を

  叩かれることもある。 ついてないときもあれば運に見放されるときもある。 それが自然の
  摂理なのだ、と唱えなさい。 むやみに嘆いたりせずに、「そういうものだ」 と思いなさい。

 

父より


私の勝手な憶測ですが、プミポン国王はシリントン王女を 一番 愛していたような気がしますネ。
国王が 「王室プロジェクト」 と呼ばれる農業を始めとする地方経済の活性化などを視察している映像には、
必ずと言っていいほどシリントン王女を携え、ご自身の背中をお見せになっていたように思いますもの。 
 でも この手紙を拝見して、よりプミポン国王に親しみがわいて来るのは私だけではないでしょう。  



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