経済破綻で 特にパタヤなど観光地が心配です！

　
　29日現在、タイ国内でコロナウイルスによる死亡者は58人（感染者3,411人）です。

少ないと言われている日本の死亡者でも1,272人ですからネ。コロナ禍で亡くなった方々には
申し訳ありませんが、コロナによる死亡者数に関しては、タイの医療も大変 頑張っています。

　

しかし その反動で経済は破綻し、倒産や失業者が増え続け自殺者のニュースもよく聞くように
なりました。　コロナウイルスによる死亡者58人の数を、自殺者が超えているかも知れません。

先月のタイ工業連盟の報告によりますと、感染拡大の影響で倒産に追い込まれたり、一時的に
休業している企業は4,458社、失業者は340万人ですって。　このままタイ経済の低迷が
続くと、年内にはさらに失業者が700～800万人へ増えるだろうと予想しているようです。

　

タイ工業連盟は 政府に、年末まで社会保険料を減額することや、失業者手当の給付期間を
90日間から150日間に伸ばすことなどを要求していますが、返答はまだは出ていないよう。

エリア的には、完全に外国人観光客で成り立っているパタヤ、プーケット島などが より厳しい
情況です。特に昨年のパタヤは、世界都市でもベスト20前後に入るほど、約1,000万人近くの
旅行者が訪問。小さな街ですからGDPの約８割くらいを観光に依存しているかも知れません。

　
　＜プラユット首相の現場視察＞

そう言えば 先週初め、プラユット首相がパタヤのあるチョンブリ県、ウタパオ空港のラヨーン県、
チョンブリ県にできる新しい高速道路などを視察。業界関係者との会談も行なわれたようです。

パタヤ市の商店やバーの大部分が閉鎖された状況、ホームレスと犯罪の増加、人が少なくなり
野良犬の増加といった諸問題を見聞きし、首相は深く懸念し観光の復活を約束したといいます。

　

パタヤ市内で特に気になる問題は、失業者が溢れホームレスが増えていることだといいます。
ホームレスになった人たちは今、放棄されたバーやパブ、歩道橋の下やビルの物陰、ビーチに
住んでおり、住民からも多くの苦情が出ており、役所まで陳情する市民もいると聞きます。

ホームレスの人たちの殆どは、コロナ禍で解雇されたか失業してしまった人です。実家の家族も
大変で重荷をかけたくなく、また そのうち終息するだろうと故郷に戻ろうとしませんでした。
状況が改善するのを待っている間に、ホームレスになってしまったといいます。

　

彼らの一部は既に精神的および肉体的な疾患状態となっており、医師や精神科医の診察を
受ける必要があるようです。　でも物乞いをするくらいですから病院にも行けません。

そこで懸念さるのが治安です。盗みや強奪などの犯罪、違法薬物への関りも心配です。プラユニット
首相も現状を掌握したはず、一刻も速い「ウィズ コロナ政策」を行なってほしいですネ。　　


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