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LPGAの新制度で レベルが上がる?下がる?

2018年07月30日 | タイのゴルフ、あれこれ
 
 昨日の「大東建託・いい部屋ネットレディス」にて、通算11アンダーで3位タイに入り、ベストアマを
獲得した安田祐香さん(滝川二高3年)は、2000年12月24日生まれの17歳です。昨日からの続きです。

女子の場合、低年齢化した強さが目立ちますネ。日本LPGAの最終プロテスで、103人のうち
晴れてプロゴルファーの「正会員」の資格を手にしたのは、20位タイまでの21人でしたが
今年は、稲見萌寧・菅沼菜々・鶴岡果恋・吉本ここね・廣田真優さんら5人が高卒したばかりの18歳。

 

最も人数が多い年代が、やはり黄金世代でした。大里桃子・原英莉花・臼井麗香・河本結・木下彩・
渋野日向子・高橋彩華さんら7人が会員資格を手に入れました。18歳から19歳で12人もいます。
ちなみに合格者最年長は26歳のシェー・ユーリン選手(台湾)でした。この辺が男子と違いますネ。

先々週の「センチュリー21レディス」で日本ツアー初出場初優勝した女子大生・クリスティン・
ギルマンさん(20)が、日本は大学に進まず、高校卒業後にプロを目指すアマチュアが多いこと

について「日本みたいに若い年齢でプロ転向することは米国では珍しい」と驚いていたよう。
ギルマン選手自身は、来年5月に大学卒業してから、米国ツアーQTに挑戦するそうです。

 

正しいか どうかは別にして、米国では大学に行かないでプロに転向する選手を世間は好意的に
見ないようですネ。人間としてまだ学ぶことが多くあり、賞金稼ぎに懸命になるのは早すぎる
という考えが一般的ということです。これは意外、むしろ日本の親が言いそうなことですよネ。

LPGAの規定変更により来年からは、プロテストの受験資格が18歳から17歳に引き下げられ、
最終プロテストの実施時期も7月から11月に変更になります。これにより現役高校生の

受験生も 益々増えるでしょう。合格ラインは変わらず20位タイまでとなると、単純に
競争率が上がり、プロテスト合格が今まで以上に狭き門になることは確実です。

 
 <トップ通過したエイミー・コガ選手>

ましてや合格ラインのレベルが上がっています。今回 トップ合格したエイミー・コガ選手は、
トータル20アンダーまで伸ばし、スコアデータの残る1996年以降では、最多アンダーパー

記録を樹立したそうですから。2ケタアンダーが18人、4日間トータルで8アンダーが
合格の必須条件という、今までにないレベルの高いプロテストになったと聞きます。

 
 <合格者で唯一 現役女子学生の河本結さん(19歳=日体大2年)>

「プロテストに合格していなければQT受験資格を与えない新制度」は、外国人プロの流入を
防ぐための『鎖国政策』なんてことはないでしょうが、順位で決めるのではなく「4日間
通算5アンダーまでが合格ライン」というようにすれば、受験者たちも納得するでしょうネ。

元々、プロテストだけだったツアーへの参戦を、2003年からQT上位者の「LPGAの会員以外」に
TPD単年登録という制度を設け、門戸を開放したのに、今回の変更は外国人選手の日本ツアー

 

への参戦が難しくなり、逆行するのではないかという意見も。 韓国勢の台頭で、女子
ツアー界のレベルが上がったのも事実です。新制度によってレベルの低下も危惧されます。
 さぁ~ どうなりますか? 今後に注目しましょう ・・・  



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