タイの偉大な四大国王とは！

昨日23日は、タイの現王朝の5代目、ラマ5世であられたチュラロンコン大王が亡くなられた日で、
タイでは記念日となり祝日でした。

今でも、国民から慕われる「チュラロンコン大王」は、タイで最も歴史あるタイの東大、とも言われる、
大学名にもなっています。またアメリカ『タイム』誌で、「20世紀、もっとも影響力のあったアジアの20人」
の一人にもタイ人から唯一、選ばれているそうです。約120年前（明治20年頃）に近代化に努めた
チュラロンコン大王は、タイ歴史上の「偉大な三大国王」の一人でもあります。

ちなみに、他の二人の国王とは？その人生が、映画化もされ、また、ムエタイの創設者でもある、
「ナレースワン大王」（アユタヤ王朝）、スコータイ王朝で、全盛期を築きタイ文字作った、
と言われる「ラームカムヘン大王」だそうです。　　　

そんな偉大なチュラロンコン大王は、現プミポン王のお爺様と聞くと、チュラロンコン王も身近に感じます。

しかし三大王がなされた功績以上に、現プミポン国王も負けてはいません。

タイ人に「国王のどこが好きか」と聞くと「国民のためによく働いてくださる」と答えるのが多いと聞きます。
「働く王室」として、「ロイヤルプロジェクト」と呼ばれる事業を展開し続け、国王が全国各地を歩き、
国民の生活向上のために必要な事業を自ら陣頭指揮を執って事業化して来ているとの事です。
国王の指揮で続けられプロジェクト数は3000以上にのぼるそうで、国際的な評価も高く、国連の
アナン元事務総長からも、長年の国家開発に関する功績を称えられ、国連開発計画賞を贈られています。

こんな現プミポン国王ですから、将来は偉大な国王に加えられ「四大国王」と呼び称されることになるでしょう。

そんな国王が、先月　右半身の麻痺を訴えられ病院に入院され、多くの国民を心配させました。大事には
いたらずに済んだようでしたが、国王が入院されている病院の周りには心配をした多くの国民で埋め尽くされたそうです。
男性の平均寿命が67歳のタイ人にすれば、今年12月で80歳になられる国王はかなりの高齢ですから尚更です。

今だ暫定政権で、国民は政治家や行政を信頼しておらず、今後どんなに素晴らしい政権が出来ても、プミポン国王に
万一のことが起きた方が、余程心配であり、不安です！　
国王のご健康を祈念します。


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