タイのオカマさんに新しい規則が！

タイでは10人に一人は、オカマさんではないか、と言われるぐらいに性同一性障害者が多い国です。

オカマさんの人権が、しっかりと守られている世界有数の国でもありますから“カミングアウト”し易く、尚のこと
オカマさんも多くなり、目立つ存在となるのでしょうネ。日本を初めとした先進諸国から羨ましがられていることの一つです。
しかしながら　反面　オカマさんに纏わる諸問題も多く、時折　社会を、世間を賑わらせます。

最近では、「肌が女の子のようになる」との噂を聞いた未成年の性同一性障害者たちが、安易に睾丸摘出を行うことが
社会問題されていましたが、とうとう　タイ保健省は4月2日から、全国の医療機関、クリニックを対象に
睾丸摘出手術を一時的に原則禁止すると発表しました。違反した場合、無期限の営業停止もしくは営業免許はく奪の
処分を受けるそうです。こんな政府発表もオカマさんの国、タイらしい出来事です。（笑）

タイは性転換手術、切られた男性器の縫合手術などの整形外科技術は、世界でも優秀な先生方が多く居ることで有名ですが、
タイの医師法では、保護者の同意なしに18歳未満の若者に手術を行うと、一年以下の懲役とニ万バーツ以下の
罰金が科されますので、社会問題化されたようです。

タイ保健省はこの決定を下すまでに、睾丸摘出手術で有名なバンコク都内のクリニックの立ち入り調査を行った模様です。

が、オカマさん達の間では賛否両論です。睾丸摘出には、肥満、抜け毛、性欲減退、記憶力の低下など深刻な副作用があると
「性転換手術は完全な大人になってから行うべき」とするグループもあれば、ある性同一性障害者団体は会見まで開き
「睾丸摘出は性同一性障害という病気の治療の一環であり、それに年齢制限を設定することは基本的人権の侵害に当たる」と
主張し、真っ向対立していました。

タイではバンコクのプラトゥーナム地区、北部チェンマイ、南部プーケット、東部チョンブリ（パタヤ）など全国的に
睾丸摘出手術を行うクリニックが多く、手術費用は一回4000バーツ～5000バーツで、時間も15分～20分で終了する
簡単な手術だそうで、なかなか効果的な取り締まりは難しいようです。

今後　タイ保健省は、未成年者の患者については、親との同意の上で行うことを原則とし、極力　刑事犯罪にならないよう
指導して行くと、コメントしています。
でも　未成年者の親も、こんな同意を求められても困っちゃうでしょうネ。（笑）



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