今年のタイ正月はとんでもありません！

　昨日から石川遼君の話しでしたが、13日からタイのお正月でした、すっかりマスターズに夢中になって、
今やタイでも日本のテレビ・ラジオが日本にいるように視たり聴けたり出来ますからネ・・・
折角のお正月ですので、勝手ながら石川遼君の話は次回に変更しますネ。

　でも　とんだソンクラーン、タイのお正月です！　
パタヤは解除され、今はバンコク市と近郊に「非常事態宣言」が引かれたまま、正月を迎えています。

　しかもとうとう死者が出た模様です。昨夜、首相官邸に近い市場の占拠に乗り出そうとした反政府側と
それを阻止しようとした住民との間で衝突が発生し、反政府側から発砲があり50代の住民1人と18歳、
それぞれの男性が死亡し、多数の負傷者が出たようです。アピシット首相は軍や警察の強行手段だけは
避けていましたが、デモ隊と住民の間で衝突が起きてしまいました。最悪です！　困ったモンです！

　昨年11月末の空港占拠騒動よりも険悪な状況ですヨ。サイアム・パラゴン、セントラル5店舗など一部の
デパートでは15日まで閉店することを決めたりと、ちょっと深刻になって来ました、正月なのに…（悲）

また　一部では又もや空港が閉鎖されるのでは、と日程を変更させて帰国する外国人が多くなっていると
聞き及びます。これで今年のタイ海外旅行業界は完全に、どん底に突き落されるでょう。日本の外務省も
異例の訪タイ自粛を呼び掛けています。観光客が増える兆しが見えたばかりなのに…　残念です！（悲）

　タイの歴史ある？クーデターや政権争い騒動・・等々の中で一番大きく違う点は、中心なるリーダーが
海外からその行動・活動を煽っていることです。「今こそ革命の時だ！」なんて、とんでもない表現で
ビデオを通してタクシン前首相が叫んでします・・・　そして家族らは海外に避難させています。

また　11日夜の赤シャツ隊の大規模集会では電話参加し、「タイ国民の民主化の為、休息の時間を
犠牲にし活動する皆に感謝する」「真の民主主義を実現する政局の転換実現まで、あと数日の辛抱だ」と
赤シャツ隊を励まし労っています。まるで英雄気取りです。でも　こんなことを繰り返せば繰り返すほど
親反タクシン派から徐々に反タクシン派に変わってしまうことが解っているのでしょうかネ？　

　しかし　お正月はお正月です。スクンビット通り界隈では、そんな死傷者が出るほどの騒動なんて、
どこ吹く風で水をかけ合って正月を祝い呆けています。昨日は久しぶりに真夏の天候らしく朝から
脳天気です！　アッ　失礼！　晴天気です。　まぁ～　水かけをして騒いでいるのは殆どが子供や
若年層と欧米人なのが救われますが・・・

　ソンクラーン、元々はタイにおける旧正月、旧暦の新年ですが、現在は政府によって4月13日～15日に
固定され祝日となります。昔から新年のお祝いをし、家族が一堂に集って仏像のお清めを行ったり、
年輩者やその家族のお清めを行う期間でありますので、帰郷の時期とも言えます。今では単なる
水の掛け合いに発展した為、新年と言うよりも祭りという色彩が強くなりました。

　そんな訳でタイの「水かけ祭り」なんて言い方もしますネ。

　タイの暴動事件騒ぎと「水かけ祭り」、とても同じバンコクの街中での騒動とは思えません！
これもタイらしいのかしら？？


　追伸：この書込みは午前6時前後のものですので、その後　状況の変化が起きているかも知れません。
　　　　　順次変化があれば書込みます。



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