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プラティープさんが外務大臣表彰を 受賞していましたね!

2014年11月12日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 今年の外務大臣表彰を 受賞した一人に、タイのプラティープ・ウンソンタム泰さんがいました。

日本政府は毎年、日本と諸外国との友好親善関係増進に大きく貢献のあった個人 若しくは
団体の功績を 称え、外務大臣表彰を 授与しています。 今年度 表彰されたのは個人108人・
30団体で、うち 海外在住受賞者は88人・20団体だったとのことです。

   
<佐藤重和日本大使から表彰されるプラティープさん…>

 プラティープさんは、スラム地区での教育支援、生活向上などに 長年 取り組んでいる
「ドゥアン・プラティープ財団」 の創設者であり、“スラムの天使” とも呼ばれている人です。 

そう呼ばれたのは、自身もバンコクのクロントイ・スラムで生まれ、幼い時から港湾や工場などで
働きながら小学校・夜間中学・高校で学び、16歳の時に自宅の軒下で 「一日1バーツ学校」を
スタートし、スラム街の多くの子供たちに勉強を させ、教えもしたからです。 

その功績が称えられ、26歳の時に アジアのノーベル賞と言われる 「マグサイサイ賞」 を 受賞し、
同賞の賞金で 「ドゥアン・プラティープ財団」 を 設立したのです。 36年前の1978年のことでした。

 
  <マグサイサイ賞を 受賞したプラティープさん…>

以来、スラムの子供たちに対する教育・福祉活動、および 貧困撲滅活動・社会弱者の救済活動を
継続して取り組んできました。 16歳の時に始めたスラムの子供に対する教育活動の意志は、
国境を 越えて世界の支援者に届き、年々 共感の絆の輪が広がっていると聞きます。

 今まで クロントイ・スラムを 訪れる日本人学生や福祉関係者など、30年間で6万人を 超えて
いるそうです。 ご主人が日本人の方ですので、尚のこと 日本にも広がったのでしょうネ。 

 

東日本大震災の時には、スラムで貧しい人たちなのに、義捐活動も行なわれ、日タイの
相互理解と交流へのプラティープさんの貢献と役割は、決して小さくはありません。 

タイの日本大使館で行なわれた受賞式には、タイ外務省代表とスラム出身の外交官である
オタライさんも出席し、「プラティープ先生、財団、スラム図書館、そして日本の皆さんの支援が
無ければ、今の私はありません」 と、完璧な英語でお祝いと感謝のスピーチを 行なったそうです。

 
 <お祝いのスピーチを するオタライ外交官・・・>

 また 受賞式当日、クロントイ・スラムの財団事務所前には 受賞を お祝いする住民らが押しかけ、
スラム住民やスタッフから、自分のことのように大きな拍手と喝采が沸き起こったといいます。 

プラティープさんは 「この賞は、スラムの子供と住民・財団スタッフ・ボランティア、国内外の
支援者が受賞したもので、私は代表して受け取っただけ」 と挨拶したと聞きました。
 こういうニュースは、いいですネ。 ワタシらも嬉しくなります。  



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