速いもので、あの大洪水から やがて 一年が過ぎ去ろうとしています。 ホント 速いですねぇ~
1782年に ラーマ1世が、対岸のトンブリーからバンコクへ遷都して230年になりますが、バンコク市は
以前から都市集中化現象や交通渋滞 … 等々で、元NASA勤務のタイ人科学者を 中心にバンコクから
タイ東北部 (市周辺のナコンナヨーク県やノンタブリー県) への遷都論を 訴えていました。
<バンコク国際列車の中央ファランポーン駅も移転?>
今までも首都機能移転 (国会議事堂移転) の議論はあるようですが、洪水対策も考慮し 土地の高い、
更に奥のタイ東北部へという考えのようです。 が、田舎過ぎてしまって機能するか、どうか疑問ですが …
大洪水の大きな要因は、雨季 (5月~10月) の降水量が例年より4割多く、北部のダムで一斉に
放水したこと等から発生し、北部から中部にかけて被害が拡大したワケですネ。 世界銀行では、
洪水の被害額を、1兆4千バーツ (約3兆5千億円) と 見積もっていましたねぇ~ ・・・
<一時はどうなることかと思いました!!>
国際協力機構 (JICA) によりますと、昨年の大洪水で死者が800人を 超え、7カ所の工業団地が浸水、
日系企業約470社に被害が出ました。 日タイで合計839工場が入居していましたが、9月中旬時点で
完全に操業を再開したのは454工場 (約54%)、部分再開が230工場 (約27%)、修復作業中が87工場
(約10%)、68工場 (約8%) は、移転や閉鎖に追い込まれました。 日系企業の工場だけ見ても
約3割が洪水被害から 完全に復旧していないようですヨ。 まだ まだ 悪影響は続いています … …
<一時期 ホンダの工場は全滅でした!>
更に 細かく団地を 見てみると、被災した七つの工業団地のうち、最北に位置し最初に浸水した
アユタヤのサハラタナナコン工業団地では、入居していた日系企業31社のうち 操業を 再会したのは
9社のみで、18社が再建に向け準備を進めており、4社は国内移転を 余儀なくされています。
全体的で100%再開は5割超にとどまり、完全復興からは ほど遠いのが現実のようです。 政府も
工業団地の洪水対策に38億バーツ (約95億9千万円) 超の予算を 組みましたが、対策の9割以上が
終了したのは2団地に過ぎない。 振り返ってみると、改めて大洪水がもたらした被害は甚大でした!
<トヨタ関係者と対策を 懇談するインラック首相…>
今後 二度と遭ってはならない洪水です。 インラック首相は、9月に一部洪水被害に遭ったスコータイ
など 4カ所を 視察し、「洪水対策に全力を 尽くす」 とアピールしていました。 また 何度も 工業団地や
バンコク市の安全は確保するとは、言ってはいますがねぇ~ 心配がよぎります。
インラック首相、宜しく頼みますヨ!
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