そう言えば、日本国籍を取得し、昨年11月末時点で世界ランキング8位だった笹生
優花プロが入っていませんでしたネ。 どうしたんでしょう? 昨日からの続きです。
笹生優花プロは、昨年の全米女子オープンを制し、現在 世界ランキング7位と日本人女子
選手でトップですが、東京オリンピックでは、フィリピン代表として出場(9位)しました。
フィリピンと日本の国籍を持っていた彼女は昨年、12月3日に日本国籍を選択しています。
指定選手になる条件にある「11月末のJLPGAツアーチャンピオン終了時」よりも後だった
からでしょうネ。ゴルフの代表選手が国籍を変更するなどした場合、基本的には最後に出場した
国際大会の開始時点から四年が経たないと、新しい国の代表には成れないという規定があります。
<野村敏京プロ>
リオ五輪の際、東京代表としてオリンピックに出場するために、韓国籍から日本国籍を
取得した野村敏京プロとは違うでしょう。笹生プロは父親が日本人であり、フィリピン
国籍より日本国籍の方が、世界で試合を行なうには渡航活動がし易いからもあります。
オリンピック出場のためならフィリピン国籍の方が断然、有利でしょうからねぇ~
現在、笹生プロは IGF(国際ゴルフ連盟)に 日本代表としての資格を取得できるよう
相談しているといいます。と言うのも、IGFは ケースごとの事情をガイドラインに
照らして、適当と判断すれば、代表となることが認められているからといいます。
<笹生優花プロとお父さん>
オリンピックの代表選手が国籍変更などで、元の国の代表資格を喪失した場合、新しい国で
資格を得られるまでの期間、条件などは、各競技のIF(国際競技団体)、ゴルフで言えば
IGFが決めているようです。国際大会はオリンピックだけでなく各競技に世界選手権があり、
競技ごとに事情も異なるためです。 考えてみれば、当然のことかも知れませんよネ。
<19歳で全米オープンを制覇>
笹生プロは国籍を変えたわけではなく、二重国籍の一方を選択しただけですし、
情状酌量と言ったら、おかしいですが、出場資格の余地は十分あるでしょうネ。
代表資格を得られれば、オリンピックだけでなく、IGFが定める国際大会の一つ、
国別対抗戦の「インターナショナルクラウン」などにも日本代表として出場できます。
日の丸を背負って戦う笹生優花プロのプレーする姿を、早く観てみたいものです。
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