新型コロナウイルス発祥の地・中国で23日に3万1,444人の新規感染者が確認され
大きなニュースになっています。 上海市などがロックダウン中だった4月13日の
2万9,317人を上回り、初めて3万人を超えたようです。歯止めがかからない感染拡大を
受けて、各地の衛生当局は防疫対策を強化していますが、国民の不満も広がっているよう。
あらゆる自然災害や被害、事件・事故において、これまでの経験で教訓を得ているはずなのに、
なかなか活かせないケースもしばしば。 新型コロナウイルスも然り、最初は警戒するけれど、
感染者が減ると安心してしまう という、このような繰り返しは世の常、いつまで続くんでしょう。
世界の各地で発祥した2002〜03年のSARS(重症急性呼吸器症候群)や09年のH1N1型
インフルエンザ、12年のMERS(中東呼吸器症候群)、14年のエボラ出血熱、そして19年
からの新型コロナウイルス … … 等々、いろいろありました。今の欧米では何事も
無かったようです。各国の政府も世論も「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のが常です。
オミクロン株も含め、世界的に感染状況が改善し、感染対策の制限措置を全面的に撤廃する
国々が増えていますが、昨日の日本の感染者数は、新たに5万7,895人確認されています。
日本は真冬に向いインフルエンザと同時に感染することに注意喚起されていますが、実際
感染者が増えています。 タイ国でもこれから、タイで言う冬の季節に入って来ました。
国立チュラロンコン大学ウイルス学研究所のヨン所長が、“タイ国ではこれから気温が下がる
ことから新型コロナがインフルエンザのような季節性気管支疾患となって感染者が増加し、
来年1月ごろに感染者数がピークに達するのではないか”と、警告していましたネ。
タイ国の7日間の新たな平均感染者数、23日は565人でしたが、昨日はこんなニュースが ・・・
バンコク郊外にあるコンドミニアムで、38歳のタイ人男性がコロナに感染していた会社の同僚と
接触後、20日から感染したようです。会社は全スタッフに自宅で仕事をするよう通達しました。
ところが この男性、自宅で仕事をしているはずが、二日間連続してリモート会議に出席して
いないことに、不審を感じた同僚が様子を見に来た所、死亡しているのが発見されたそうです。
死亡した男性は、ワクチンを三回接種しているにも拘らず、感染していたといいます。
遺体は、法医学研究所へ移送され、他に大きな病を持っていたか検査しているそうです。
これを受け保健省は、重篤な症状を発症したりするリスクを減らすためにも、4カ月以上
前にワクチン接種をした人でも、追加接種を受けるよう促しています。 ウイズコロナの
時代になりましたが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、油断は大敵、留意しましょう。
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