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スタートしたタイの物乞い取締法と美談ニュース ・・・

2016年08月22日 | タイの名所、名物、料理
  
 バンコク市内の路上での物乞いが、随分と減ったように思うのはワタシだけでしょうか?

確か今年の3月初めに、政府は路上での物乞い行為を禁止する法案を了承しましたっけ。 
今後、物乞いをする場合は、役所への届け出と許可が必要となるというものでした。 

物乞いを許可制にするというのも変ですが、言われているようにタイにいる物乞いの多くは
組織に雇われたもので、カンボジアやラオスなどの外国人も多く、法律施行の背景には
人身売買を撲滅するという目的があるようです。 それで減って来ているのでしょうネ。

 

その 「2016年 物乞い取締法」 が7月28日から施行されています。 今は許可無く物乞いをした場合は、
逮捕されます。 外国人の物乞いは本国に強制送還するほか、営利目的で他人に物乞いをさせた場合は、

3年の禁錮刑と最大で3万バーツの罰金、もしくは双方を科すとしています。 また 妊婦、高齢者、障害者に
物乞いをさせた場合は、最長で5年の禁錮刑と最大で5万バーツの罰金、もしくは双方を科されます ・・・

 

でも 今回の新法では役所で登録して許可を受ければ、物乞いができるとされており、元締めへの
摘発はできるんでしょうかネ。 麻薬や覚せい剤の組織と同様で、末端をいくら逮捕しても
元締めを捕まえないと、トカゲのしっぽ切りです。 いつになっても解決しません。

タイ国内の物乞いは14年の調査で4,648人、タイ人が2,944人、外国人が1,704人だったといいます。
あと、路上の演奏やパフォーマンスは取締りの対象外になったようですが、外国人による このような

 

行為は一切禁止されるとのことですヨ。 この取締法、タイ人の場合は職業訓練を含む社会復帰
プログラムへの参加を義務付け、社会への復帰を目指すことも、大きな目的にしているとのことです。

そう言えば、こんな美談がニュースとして取り上げられていましたネ ・・・

タイ人のTさんは先週のこと、地下鉄のホイクワン駅付近で2万バーツの入った財布を落としてしまいました。 
諦めの境地で最寄りの警察署に落し物が届いていないか連絡しところ、財布が1つ届いているといいます。

 

なんと駅付近で路上生活をしていたホームレスの中年男性が拾って警察に届けたといいます。 
2万バーツといったら約6万円です。 彼らにとっては大金です。 もしタイで落し物をしたら
返ってこないというのが定説。 ましてや現金は尚更です。 さらにお金に困っていたらねぇ~

Tさんは中年男性がとった行動に感動し、奇跡的な報告を聞いたTさんの彼女と共に、恩返しとして
中年男性に洋服なども買い揃え、仕事と住居を提供したそうです。 1年以上 路上生活をしていた男性は、
これを機会に社会復帰し新たな人生が始まったそうです。 フェイスブックやメディアでも話題に ・・・
 物乞いとホームレスは違いますが、考えさせられる話でした。  




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