藍プロから奈紗プロへ 上手に引き継がれたね！

　
　米国へ羽ばたいた19歳の畑岡奈紗プロが、念願の米国ツアー初制覇を達成しましたネ。

しかも その「ウォルマートＮＷアーカンソー」で大会新となる21アンダーの192のスコア。
２位に６打差をつけての圧勝です。19歳での優勝は2012年に22歳で優勝した宮里美香プロを
抜いて最年少です。　そして 嬉しいのは、来季から２年の出場資格をも獲得しました。

　
　＜藍プロの画像の前で優勝報告です＞

昨年の大会は１オーバーで予選落ちしており、予選落ちが続きどん底にいた畑岡プロでしたが、
引退を発表していた宮里藍プロから「最後は自分を信じて」と励まされたそうです。何かと気に
かけていたらしい、その宮里プロが最後に優勝した大会で、後に続いたことに何かの縁を感じます。

ずっと藍プロを目標にやってきたといいますから、ここで優勝できて世代交代のバトンを引き
継ぐ形となりました。　実に上手い具合にタイミング良く、若い実力者が現れるもんですねぇ～

　

そう言えば、米国ツアーを主戦場としていた宮里藍プロをマネジャーとして支え、今月
19日に宮里藍プロと結婚した座親（ざおや）匠氏が、マネジャーとして付き添っている
ようですヨ。きっと、コース外の生活がスムーズになったことも大きいんでしょうネ。

そしてもう１つ、お母さんの博美さん（48）の存在も大きいでしょうネ。昨季は１人で移動の
手配から、食事、練習とこなし、精神面も 相当に疲れたようです。それを感じた博美さんは、
４月に仕事を辞めて、今年はツアーに同行し、食事などの世話をしているとのことです。

昨年は１人で全てをやらなければなりませんでしたが、今年は試合に集中できますからネ。
座親マネジャーが言葉の問題も解決してくれ、愚痴やはけ口はお母さんが解決してくれます。

　
　＜日本ではお母さんがキャディを務まることも＞

畑岡奈紗プロは16年にプロへ転向した時、３つの目標を掲げたそうです。
１. 20年の東京オリンピックで金メダルを獲得すること。
２. ２年以内に米国女子ツアーで優勝すること
３. ５年以内に米国メジャーで優勝すること。

２番目の目標は達成しました。女子ゴルフの最新世界ランキングが25日発表され、前週の30位
から19位に浮上しています。東京五輪まで２年あります。１･３番目の目標も叶えちゃうかも。

　
　＜大御所のお二人＞

日本から米国ツアーに参戦した選手の先駆けといえば樋口久子さんですが、樋口久子プロは
２勝の内メジャーも一つ勝っています。後に続いた岡本綾子プロは17勝もしています。その後、
小林浩美プロ４勝、福嶋晃子２勝、宮里藍プロ９勝、宮里美香プロ１勝と続きました。

岡本綾子プロの17勝なんて、“夢の中の夢” だと思っていましたが、畑岡奈紗プロが19歳
５カ月の日本勢最年少での初優勝は、その夢を実現してくれる可能性を秘めていますよネ。
　藍プロの引退で 米女子ツアーに興味が薄れていましたが、俄然 楽しみになって来ました。　　



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