プラユット政権は、総選挙を2月までに実施するとしていましたが、国王の戴冠式後に
行ないたいとし、来年2月24日から5月5日までの間で、四つの候補日を示しました。
候補日は来年「2月24日」「3月31日」「4月28日」「5月5日」(それぞれ日曜日)の四つ。
もし戴冠式が遅れれば、総選挙も延期されることになり、野党からの反発は必然でしょうネ。
当初は今年11月に行なうとしていたのに「2月以降の実施」が既成事実になってしまっています。
そんな折、タイ国立ラチャパット大学の「関心がある政党はどこか」という世論調査で、
タイ軍事政権との対決姿勢を明確にしている新党「新しい未来党」が、僅差ではありますが、
アピシット元首相率いる「民主党」を抜いて2位に踊り出ています。
1位は、タクシン元首相派の「プアタイ党」で55%、2位が「新しい未来党」の34.2%、3位が
民主党で33.9%、4位は親軍政党の「パランプラチャーラット党」で17.4%、5位は地方実力者
らが率いる「プームジャイタイ党」で12.6%でした。 このような世論調査は 他の大学や機関で
行われています。どれほど信憑性があるのか疑問ですが、世論の動きの参考には なると思います。
<新しい未来党の結党集会>
軍事クーデターから5月22日で4年以上が過ぎた今、“いまだに真の民主化を実現できて
いない” と訴え、「新しい未来党」という党を立ち上げたのが、ひとりの若きエリート
ビジネスマン・タナトーン・ジュンルンルアンキットさん39歳でした。
タナトーンさんは、タイを代表する自動車関連企業「サミットグループ」の経営者の
御曹司で副社長です。日本でいえば、“セレブの青年実業家”といったところでしょうか。
新未来党はバンコク郊外で5月末に開いた結党集会で、正式にタナトーン氏を党首に選出。
その演上でタナトーン氏は党首として、総選挙で勝利した場合、軍政下で逮捕された全政治犯を
赦免する考えを表明しました。“彼らは権利を行使しただけの普通の一般人だ” と訴えています。
<タナトーン氏>
1932年にタイが立憲君主制に移行して以降、クーデターは先回を含め13回を数えます。
軍が政治の表舞台に出ることは、タイでは珍しいことではありませんでした。異なる政治
勢力の対立で国が混乱するたびに、タイでは軍がクーデターを行ない、政治をいわば
“リセット” してきました。 また、国王もそれにお墨付きを与えてきましたしネ。
しかし、タナトーン氏は訴えます。“選挙が4年間の長きにわたって行なわれず、軍
主導の暫定政権が長期化している。長期にわたる軍主導の政権はよくない” と ・・・
それにしても、若き御曹司は思い切った行動にでたものです。よくサミットファミリーが許しましたネ。
サミットグループが軍に歯向かうようなものです。だからこそ支持率が上がっているのかも知れませんネ。
でもプラユット政権も黙って見ていません。 長くなりますので明日に続きます。
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