二週間にわたり、計8ラウンド144ホールで争われた米国女子ゴルフツアーの最終予選会が終了。
古江彩佳プロ(21)が通算18アンダーの7位、渋野日向子プロ(23)が10アンダーの20位で
来季の米国ツアー出場資格を獲得しました。どうかなぁ~ と思っていましたが良かったです。
世界各国から110人が挑戦、4ラウンド72ホールで36人が予選落ちしましたが、74人が
最後まで戦いました。米国女子ツアーは来季、34試合(1月~11月)が予定されています。
<喜び一杯の渋野・古江プロ>
各試合とも120~150人ほどの選手枠があり、最終予選の45位までが出場権を得られます。
シード権のある選手など、各試合には出場資格があってもキャンセルする選手が出るため、
その人数に応じて、最終予選の順位の高い選手に 枠が下りてくる仕組みになっています。
米国のレギュラーツアーに出場できる選手の優先順位は、前年の賞金ランキング上位80人、
生涯獲得賞金上位20人、過去6年間にメジャー優勝したメンバー登録者 等々あります。
<今回の最終予選で45位に入った選手たち>
渋野プロは19年にメジャーの「全英オープン」で優勝していますが、その際にメンバーに
なりませんでしたからねぇ~ なっていたら予選会に参戦する必要はありませんでした。
でも20位に入って良かったです。順位によって限られますが、20位までに入れば、ほぼ
全戦に出場できるんですネ。よって、7位の古江彩佳プロは余裕ですが、渋野日向子プロは
20位でしたので、ギリギリ滑り込みで、なんとか「ほぼ常時出場資格」をゲットした訳です。
<アッタヤ選手(左)と41位に入ったとフィリピンのドティー選手>
タイ国からも何人か挑戦。26アンダーで3位に入ったのが18歳 アッタヤ・ティティクル選手。
アッタヤ選手のことは、同ブログで何度も触れていますが、17年の欧州女子ツアー「欧州
女子タイ選手権」を14歳4カ月19日で制し、リディア・コー選手が保持していた同ツアー
最年少優勝記録を更新、天才少女、第二のアリヤ・ジュタヌガーンと言われている選手です。
15歳の18年には初開催となった「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」で優勝。その
資格で出場した翌週の米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」でも8位に入りました。
<アジアパシフィックで初代女王に>
同年「ANAインスピレーション」、「全英リコー女子オープン」でローアマにも輝いています。
20年1月に17歳でプロ転向し、17歳から出場できる欧州女子ツアーの21年シーズンには
2勝を挙げています。今年の「ホンダLPGA」では、アリヤ選手と優勝争いを演じ、惜しくも
2位になったのは記憶に新しいですよネ。18歳までの戦績ではアリヤ選手を超えている少女です。
来年の米国女子ツアーは、日タイの選手がどのくらい活躍できるか、とても楽しみですネ。
タイトルだけ間違えました。早速 訂正させて頂きました。
これからも宜しくお願いします。