タイの小学校に図書館が贈られた・・・

一昨日負けはしましたが、WBCの韓国戦で好投をした楽天の岩隈久志投手（27）が、タイの学校に
図書館を建設する活動に関わっていた事は、あまり知られていません。

彼の寄付金で、昨年８月にスマトラ沖地震の被害を受けたタイの小島の学校に図書館が建てられ
知る人ぞ知る、彼の人柄を浮き彫りにします。「岩手・宮城内陸地震」の翌日に　“勇気を与えたい”　と
巨人戦で完封し、交流戦の賞金100万円を被災者に贈り、一勝するごとに10万円を仙台のボランティア
団体に寄付したのが切っ掛けだそうです。

図書館の落成式には「いつも皆さんのことを心に置いてプレーしているんですよ」とメッセージを贈って
います・・・　いい話しですねぇ～　ワタクシもファンになりました。今年は彼を応援します！　
お前も単純な男と言われそうですが・・・　（笑）　彼のボランティア活動に拍手を送りましょう。

昨季21勝を挙げて最多勝、沢村賞、パ・リーグMVPなどタイトルを独占した岩隈久志投手ですが、
今回の活動でもう一つ手にした勲章がありました。社会貢献活動に功績のあった選手を称える
「ゴールデンスピリット賞」（第10回）にも選ばれています。

表彰式では「子供たちに夢と希望を与えることが僕らの仕事。野球を辞めるまでずっと続けていく」と
社会貢献へ情熱を注ぐことを改めて誓ったそうな・・・　格好良いですねぇ～

「ゴールデンスピリット賞」とは報知新聞社主催により、日本のプロ野球球団に所属する人の中から、
積極的に社会貢献活動を続けている優秀者を表彰する賞で、メジャーリーグ・ベースボールで38年前から
制定されている「ロベルト・クレメンテ」の日本版ですネ。

選考委員には 、加藤良三（プロ野球コミッショナー ）、豊蔵一（セ・リーグ会長 ）、小池唯夫
（パ・リーグ会長 ）長嶋茂雄（読売巨人軍終身名誉監督）、佐山和夫（作家。ロベルト・クレメンテに
関する著書多数）、小松崎和夫（報知新聞社社長）らが名を連ねています。

でもプロ野球選手で社会貢献活動を行っている選手は他にもいるんですヨ。阪神の赤星憲広選手（32）は
過去に5回の盗塁王を獲得していますが、彼自身の盗塁数に合わせ、特養老人ホームなどに車椅子を
贈る活動を03年から行っています。昨年も42台前後の車椅子を寄贈しています。（第6回04年に受賞）

ソフトバンクの和田毅投手（27）は一球を投げるごとに10本、一勝を挙げるごとに20本のポリオワクチンを
海外に寄贈する活動を05年から行い、ワクチンの総数は15万本を突破したそうです。（第8回06年受賞）

日本ハムのダルビッシュ有投手（22）も、開発途上国で水不足に悩む地域に井戸を建設するため、
勝利数や奪三振に応じて寄付する活動を一昨年から行っており、今回のゴールデンスピリット賞は
岩隈久志投手に譲りましたが、彼も候補に上がっていました。「ダルビッシュ有　水基金」で水不足
解消に尽力している、なんて　意外でしたネ。イラン人のお父さんの影響でしょうか？

プロ野球選手による社会貢献活動が広まっているって、いいですネ。20代前半の若い選手間でも
同活動の意識が浸透して来ているようで、素晴らしいことです。


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