タイのセブンイレブンが世界3位の店舗数に？

先日　久しぶりにパタヤで長期滞在して驚いたことの一つに、セブンイレブンの数の多さでした。

それもそのはずですネ。2008年の年初から一年間で499店舗も増えているんですってヨ。年末の店舗数は
直営2,671店、フランチャイズ2,107店で計4,778店の数に上っているようです。日本12,105店、米国6,320店
台湾4,800店、タイ4,778店、韓国1,995店、中国1,512店、と続いていますが、この勢いでは直ぐにでも
台湾を抜いて、店舗数世界第3位になるでしょうネ。　確かにタイではセブンイレブン、一人勝ちです。

タイ第2位のファミリーマートでも約500店舗台で、タイ全土で約一万店のコンビニがあると言われて、その
45％の店舗シェアでセブンイレブンは業界第一位です。現在の戦略はバンコク都内の激戦地から、大学の
構内やガソリンスタンドでの出店を施し、最近は観光地への出店にも重点を置き　今年は400店～450店を
出店する計画だそうですから、近いうちに台湾どころか、米国の6,320店舗をも抜いてしまう勢いです。

既に2007年の3月には、世界の店舗数が32,208店となり、米マクドナルドの31,062店を抜いて世界最大の
チェーン店数になったと話題にもなりました。しかも出店している国・地域はマクドナルドの118店に対し、
セブンイレブンは日本や米国、台湾、タイ、韓国など17と少ないことを考慮すると大変な店舗数ですネ。

日本なんかでは、青森県・秋田県・石川県・鳥取県・愛媛県・香川県・高知県・徳島県・鹿児島県・沖縄県
と全国でセブンイレブンが無いのは10県だけとなりました。東京が一番多く1,619店舗です。東京だけで
国別の韓国1,995店、中国1,512店の店舗数に負けてもいませんもの。東京も半端の数ではありません。

タイでは伸びているのは店舗数だけではありません。タイのセブンイレブンはタイの大手財閥CPグループ
傘下ですが、セブンイレブンの好調さがグループ全体を引っ張り2008年の総売上高が前年比12.2％増の
1294.6億バーツ、どんな業種でも利益低減中　最終利益が126.1％増の33億バーツと報告されています。

日本のセブンイレブンでは、商品その物を販売するだけで無く、写真の現像・料金の支払い・年賀状の作成
等々、多種なソフトサービスが当りまえですが、タイのセブンイレブンでも交通違反者の罰金の支払いを
受け付ける、なんてことも始めたようで1店当りの平均売上高は1日6万8,709バーツ、平均来客数1,195人
1人当たりの平均購入額57バーツ・・をいかにアップさせるか、後はソフトサービスの開発しかありません。

ちなみに、セブンイレブンの世界第一号店は、1927年（82年前）に米テキサス州で創業した氷小売り
販売店で、コンビニエンスストアの元祖だと言われていますが、日本では、1974年（35年前）5月に東京都
江東区に豊洲店がオープンしそれが第１号店です。ではタイはと言うと、最初の一号店は1989年
（20年前）のタニヤ通りのお店だそうですヨ・・・　へぇ～　という感じですネ。
タイのセブンイレブン、この不況下でも　まだまだ　勢いが止まりそうにもありません！



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