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タイの高齢化社会に向かい 雇用に変化が起き出した!

2019年07月11日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 日本の充実してしまった高齢化社会に、タイも負けじと 日本の後を追っているようです。

日本政府は先月「未来投資会議」を開き、働きたい高齢者に対し70歳までの雇用確保として、
「継続雇用や他企業への斡旋などを設ける努力義務を課す」など具体的な方針を、企業に対し
打ち出しました。働く意欲のある高齢者を増やし、社会保障費を抑えることが狙いのようです。

 

タイでは先月、政府が加速する高齢社会の対策の一環として60歳以上でも公務員勤務が
可能になるよう「公務員の定年延長」を認める法律を施行しました。60歳以上の公務員の
就労期間を延ばし、民間企業も従ってほしいことと、労働者不足を解消したい考えのよう。

日本の先進国のように、一度 経済発展を遂げた国は その間に国民健康保険や年金制度など、
ある程度の仕組みができ上がってから高齢化社会を迎えていますが、まだ中進国にいる国が、
高齢化社会を迎えてしまうと大変です。 制度が何もできあがっていませんからねぇ~

 

周知の通り、世界の中でも高齢化が進んでいるのが日本です。1994年に高齢化率は20%になり、今では
65~69歳が28%、70歳以上が20%と国民の約半数が高齢者で、世界一比率が高いと言われています。

タイの政府機関の一つ、社会開発・人間安全保障省の調べによると、タイ総人口6,641万人(2018年
12月31日時点)に対する60歳以上の割合を示した高齢化率は 約16.1%(約1,066万人)、21年には
60~64歳が20%、31年には28%に達し、65歳以上の高齢者は14%を占めると予想しています。

 

タイは公務員であれば、定年後の金銭支給がありますが、一般企業にはその制度はありません。
先の総選挙で親軍政の国民国家の党は「定年後の金銭支給」を公約として選挙活動していた
ようですが、いつから行なうかなど未定です。実行されても高齢化社会はきてしまっています。

そんな中 先月、タイ大手スーパーのテスコ ロータス(Tesco Lotus)では、公務員の定年を
70歳に引き上げた法改正に従い 60歳以上の雇用を始めましたネ。仕事内容はレジや商品陳列、

 

店内清掃などを主な業務となるようです。同スーパーも定年は60歳ですが、年々上昇する
高齢化に対し、定年後も働ける環境にする為の第2ステージにする考えのようです。

また、米国のドーナツチェーン「クリスピー クリームドーナツ」のバンコク シーロム店が、
60歳以上の高齢者をアルバイトとして募集していることが、SNS上で話題になっていました。

 

主な業務内容は、店頭での販売やドーナツの箱詰め作業、店舗の清掃などです。応募条件は、
健康でやる気とサービス精神があること、中学校を卒業していること、シフト勤務に対応
可能なこと 等々で、採用された場合、80バーツ(約280円)の時給が支給されます。

このように加速するタイの高齢社会では近年、年配者向け雇用が注目され、他の企業もそれに
向かうでしょう。まさにタイの「高齢化」を象徴する新しい雇用システムができつつあります。  



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