タイで日本を紹介する旅番組が10本以上になっている！

　今月８月に訪日したタイ人の数が、前年比6.6％と一桁台に鈍化して、タイ経済の不調と
日本への旅行ブームが減退していると、観光業界で心配される意見が交わされていました。

でも８月（３万1,300人）として過去最高を記録しているわけで、１月～８月までの累計では
50万6,800人と前年比25.8％増となっているんです。まぁ～ 確かにタイの経済は芳しくないけど、
いくらタイの中間層が増え日本ブームだからと、訪日のタイ人数がいつまでも続くワケありません。

　

ところで「訪日数の陰りが見えてきた」という事態からではないでしょうが、タイのテレビ放映で
また新たに日本を紹介する旅番組が誕生しましたネ。今度は、タイ人に最も人気の高い北海道
札幌市をメインにした「tadaima（ただいま）」という番組で、今月から12月まで12回放映されます。

今でもタイは、日本を紹介する旅番組が花盛りで、地上波と衛星放送を合わせると10以上の番組が
放送されているようです。その代表的な番組が佐野ひろさんが紹介している「すごいジャパン」や
「Say Hi」「ドゥーハイルー」など多く放映されています。佐野さんのことは当ブログでも 紹介しました。　

　

「tadaima」は 地上波５チャンネルの夜10時50分からの30分番組で、毎週金曜に放送されます。
訪タイしたら観てみて下さい。タイ人がどんな観点で日本を観ているか、どんな事に興味があるのかを
窺い知ることができて、きっと我々が感じる札幌と違う感覚で観ていて、とても面白いと思いますヨ。

番組名の「tadaima」というのは、日本語の「ただいま」とタイ語の「もし（ター）来られたらダイ・マー」
という意味を掛けているとのことで、なかなかユニークでタイらしいジョークですよネ。

　
　　　＜マリオに扮して日本を紹介するタイ人 …＞

同番組は、一人でも旅行できるようにと企画された内容で例えば、千歳空港から札幌市のすすき野まで
行くには、どの交通機関を どう切符を買い、どのように行くのかなど、一人で行けるような構成に
なっているそうです。単なる観光スポットの案内だけでなく、いろいろと配慮されていると聞きます。

チャンネル５は、タイでも高視聴率の主要放送局の一つですが、同番組は全国放送終了後に、英語の
字幕スーパーがつけられて全世界にもインターネット放送される予定だそうで、これも嬉しいですネ。

　

札幌市が全面的に協力し、タイ語で北海道を紹介するホームページを持ちながら外国人のインバウンド
旅行や撮影ロケなどを業務とした地元企業の株式会社ルーツ・オブ・ジャパンが請け負いました。

番組を制作したタイのプラーン パリッド社（PLEARN PHALID）は … 長くなりますので明日に続きますネ。