バンコク国立博物館にてボランティで案内している日本語ガイドさんたちは、同博物館を
管理するタイ文化省芸術局が認める正式なガイドなんですネ。 昨日からの続きです ・・・
ここバンコク国立博物館は、チャクリー王朝歴代の副王宮殿の一部であった敷地内にあります。
多くの歴史的建物もあり、今は展示室として使われています。展示品は、仏像やヒンドゥー神像などの
宗教美術品、王室ゆかりの伝統工芸品、王室の葬儀に使われる荘厳な乗り物などが展示されています。
初の日本語ガイドを行なわられたのが、1974年の1月といいますから43年になります。
当時の在住日本人女性 数人が、69年からタイ人が英語ガイドを行なっているのを見て、
日本語でもガイドをしたいということで勉強会を始め、スタートしたと聞きました。
それから今まで、ガイドさんたちは全てボランティアで、予算は一切なく行なっています。
そんなに前から ボランティア活動していたなんて、恥ずかしながら 知りませんでした。
毎年5月に募集をかけ、10人以上の入会があるようです。日本語ガイドグループは女性だけ
しか募集せず、年齢層は20代から70代までと幅広いんですネ。でも60歳を過ぎてからタイの
歴史や仏教の勉強したり、覚え込んだりと 相当の努力と根気がなければ務められませんよネ。
入会して試験に合格しても すぐにガイドはせず、最低 半年間の期間、勉強会や先輩ガイドの
見学をしながら学習していき、完全な一人前になるのは2年かかるといいますから、大変です。
主に日系企業の駐在員の奥さんやタイ人と結婚している方々がメンバーだと聞きました。
タイに住んでいると、周りは敬虔な仏教徒が多く、徳を積む人たちで溢れています。きっと皆さんも
このようなボランティア活動を 社会貢献活動の一つと捉え、当たり前のようにできるんでしょう。
タイに在中の方も日本から来る方も、まだ見学していなければ 是非 行かれて下さい。
凄いですヨ。仏陀の生涯を描いた壁画、宗教関係の美術品、王室の葬儀方法、伝統工芸品などを、
台本の原稿を読み上げるのではなく、ガイドさんの言葉として説明してくれますからネ。
ガイドする内容はインターネットの情報ではなく、全て学者やその道の研究者が調査し考察した資料
のみしか使わないといいます。確かに細かい部分までよく説明され、よく勉強しているなと感心します。
もしガイドさんが居なかったら知ることもできなかった内容が多いですものネ。きっと、日本語
グループが所有する資料は、同博物館でもかなりレベルの高いものになっているんでしょう。
来タイの折は是非 見学してみて下さい。現在は休館中ですが、来年は4日から開館です。
日本語ガイドは水曜・木曜のみです。同博物館の近くには地下鉄など走っていませんので、
タクシーで直接行くか、地下鉄でバンコク中央駅があるフワランポーン駅まで行き、
そこからタクシーで20分ほどです。
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