昨日のバンコク市内もちょっと、多めの雨が降りました。 10月に入ってから豪雨に
見舞われ、市内でも多くの道路の冠水が発生、同時に交通渋滞も酷くなっています。
<スクンビット通りのソイも冠水に ・・・>
バンコク市内と近辺の各所で冠水する道路は、降水量が一時的に排水能力を超えるのが原因で
起きます。 短期的なものとは言え 生活の足が ホント 乱れてしまいます。 こうした豪雨で上流の
ダムの放水量が増えて、あの2011年の長期的な大洪水にならないかと心配になります。
<プラユット首相も視察に行きました>
政府は今のところ、本格的な大洪水はないと言ってはいますが、先週大雨の影響でチャオプラヤ川などが
増水して氾濫し、タイ中部を中心に小規模な洪水が続いています。 早速、ラユット首相も、アユタヤ県の
被災地をボートで視察し、被災者に救援物資を直接手渡すなどしていましたネ。 やっぱり気になるようです。
雨期も佳境に入り、雷が伴う豪雨がしばしばです。 特に被害が発生しているのは中部アユタヤ、北部
ピッサヌローク、東北部コンケン、東部ラヨンなど16県で、アユタヤでは約2万3千世帯が被災してます。
ナコンサワンでは農地約400平方キロが被害を受け、農作物への影響が懸念されています。
<11年の大洪水が蘇ります>
11年の大洪水の時もそうでしたが、アユタヤでは3年置きくらいに被害が発生する洪水が起き、
世界遺跡が洪水で覆われてしまうこともシバシバです。 アユタヤの北部にあるアントーン県に
調整用の大きな貯水ダムがあるようですが、予想以上の豪雨で水が溜り、その放水次第では、バンコク
近辺のチャオプラヤ川に接する隣県で洪水の恐れが発生します。 この近辺のゴルフ場も大変です。
<ちょっと文字が小さいかな>
ラオス旅行の時、メコン川上流の中国国内では川が氾濫してラオスでも一部に被害が出ていました。
地図を見て分かるようにメコン川の水はタイ国内に流入しないと聞いていますので、メコン川沿いの
大雨にはその心配はありません。 ですが、タイ北部で集中的に豪雨が続いた場合、アユタヤ県がある
チャオプラヤ川の中部には、10日遅れぐらいで到達しますので、洪水のたびに住民は心配になります。
<ダムの水は減っても増えても困ります>
タイ北部の主要なダムの貯水量は増加を続け、水不足は解決されますが、雨期が完全に終わるまで
2週間から20日ぐらいかな。 洪水に繋がる大雨、なんとかもってくれると良いんですがねぇ~
バンコク市内の洪水と言えば、こんなことで屋台のおばさんが世間のひんしゅくを買っていましたネ。
3日かな、夕方から大雨が降り、主要道路で洪水が発生。 その夜、北バスターミナル前で麺類を売って
いるおばさんが、車道に溢れた洪水の水でドンブリを洗っている写真が、フェイスブックにアップされ、
「不衛生だ」 と大きな話題になってしまいました。 自治体の職員も駆け付け、調査しています。
<おばさん、完全に洗ってます!>
おばさんは 「洪水の水で食器を洗っていたのではなく、汚れた歩道をバケツで清掃していただけ」 と
釈明していました。 昔、水上マーケットなど行くと川の水で食器を洗っているシーンを思い出します。
今は、タイの人はきれい好きな人が多く、フードコートのスプーンコーナには熱湯が用意されていたり、
屋台で出されるスプーンやフォーク、取り皿などを使う前に、ティッシュで拭いている光景も見られます。
道路の洪水の水で皿など洗っていれば、そりぁ~ 怒りますよねぇ~
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