女子ゴルフの国内ツアー「NEC軽井沢72」は、昨秋にテストに合格したばかりとは
思えない堂々とした戦いぶりで、19歳の笹生優花(さそう ゆうか)プロの初優勝でした。
19歳と57日での初優勝は、外国選手を含めても日本の女子ツアーで史上7番目の若さで、
初めて21世紀生まれの優勝者が誕生したことになります。しかもプロ2戦目での勝利です。
<19歳というけど 既に貫禄あるなぁ~>
渋野日向子プロら1998年度生まれの「黄金世代」が多く活躍する国内ツアーですが、安田祐香
プロら逸材の多い2000年度生まれの「プラチナ世代」よりもさらに一つ下の学年ですからネ。
でも彼女は、今の時代の若い女子プロと違う、既に大人の雰囲気を漂わせている感じ。ドカッと
したプレーの様相は、かつての岡本綾子さんや不動裕理プロのような貫禄も出ていますよネ。
さて最終日、首位と1打差の3位で出て、1イーグル、7バーディー、ボギーなしの大会コース
記録「63」で回り、通算16アンダーでの逆転優勝でした。 秘めた爆発力は驚異的ですネ。
彼女はジャンボ尾崎の門下生になっているようですが、さすがドライバーの平均距離は250~
260ヤードという「飛ばし屋」だといいます。その真骨頂を見せたのが、16番のパー5でした。
ロングホールにしては短めの480ヤードでしたが、残り195ヤードの第2打を6番アイアンで
ピンそば2メートルにつけ楽々とイーグルですヨ。この時期の軽井沢72コースは、ボールが飛ぶ
ことで有名ですが、それは誰でも同じこと、195ヤードを6番アイアンでピンそばとは圧巻でした。
<ジャンボの門下生、原英莉花・川崎志穂・笹生優花・西郷真央プロ>
一発合格した昨年のプロテストの後に、ジャンボ尾崎が主宰するアカデミーに入門したばかり。
だからかジャンボからは努力を称えています。“パワーとスピードを兼ね備えた体をつくりあげた
本人の努力以外になし。まずは速く1勝できて良かった” と祝福のメッセージが届いたといいます。
周知のことですが、笹生プロは日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、現在は両国の
国籍を所持。日本語やフィリピン語、英語に加え、タイ語と韓国語も話すこともできるとか。
<高校時代、アジア大会で中島裕太クンと金メダルを獲得>
父の影響で8歳からゴルフを始め、14歳の時にフィリピン女子プロツアーで優勝。その後代々木高の
アスリートコース(東京)に進み、18年アジア大会で女子個人&団体戦で金メダルを獲得。19年初開催
「オーガスタ女子アマ」で安田祐香さんとともに3位に。 同年、日本プロテストに合格しての今です。
昨年の米国ツアーQスクールでは上位に入れませんでしたので、まずは東京五輪でフィリピン
代表として出場して、その後 日本国籍を取得してから再度 米国ツアーに挑戦するそうです。
しかし、こんなに速く素質を開花させるとは思いませんでした。世界規格の大型新人が躍り出ました。
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