プラヤド・マークセン選手が凄いのか、他の日本人シニアがだらしないのか、「トラスト
グループカップ佐世保シニアオープン(長崎・佐世保CC=6,688ヤード、パー72)」にて、
マークセン選手が、通算13アンダーでツアー史上二人目の3試合連続優勝を果たしました。
天野勝氏(1992年)以来、30年ぶりの快挙で、またもや 彼は 新たな勲章を手にしました。
最終日、首位タイから出たマークセン選手は、9番からの3連続バーディーで混戦を抜け出し、
その後16・17番と連続バーディーで7バーディー、1ボギーの「66」で回り、上がってみれば
一人二桁アンダーの通算13アンダーと、王者の貫禄を見せつけての勝利でした。
マークセン選手と同じく首位から出たシニアツアールーキーの宮本勝昌プロ(50)は
70で回り、4打差の9アンダーで2位でした。 ツアー史上初となる二度目の年間
メジャー2冠に輝いた翌週に勝ち、3試合連続優勝という、この圧倒的な強さは
彼がスバ抜けているのであって、決して他の選手が だらしないのではありません。
<2試合連続で初優勝を逃がした宮本勝昌プロ>
失敬しました。鉄人マークセン選手は、56歳になっても力が衰えることはなく、連戦でも
疲れや身体の痛みも全く無いといいます。日々の鍛錬の賜物かと思いがちですが、特別な
トレーニングや練習はしておらず、スイング用の棒を振っているだけらしいですからネ。
“ケガをせず、健康でいることが最も大事で、よく食べて、しっかり睡眠を取って、
そして笑顔でいることが、今の強さに繋がっている” とインタビューで応えています。
<163センチ68キロですが、メンタルも強いのでしょう>
ここ三試合の強さの秘訣は、ショットの調子とパッティングが良く、ドライバーショットを
フェアウェイに置ければ、不安要素は無いといいます。 “最終日のフェアウェイキープも
8割の確率だった。フェアウエーを外したのは3回だけで、そのラフも3回とも短めの
ラフだったので問題なかった” と勝因を分析していました。今のところ敵なしですネ。
これでシニアツアー通算18勝となりましたが、2016年にシニアデビューした時の強さを
彷彿させる勢いです。来週から三週連戦となり、今季は残り4試合です。 タイ国の
ツアーでは、4試合連続優勝の経験はあるそうですが、日本でも達成して快挙となるか。
また、四年ぶり4度目の賞金王に向け、賞金ランク1位(約4,121万円)も快走しています。
2位の藤田寛之プロ(53歳 約3,572万円)とは、約550万円差です。今季も藤田プロは
レギュラーツアーにも出場していますが、スケジュールを調整し、賞金王を狙ってくるでしょう。
現在、心技体ともに完璧な状態というマークセン選手と藤田プロとの賞金王争いも楽しみです。
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