タイ政府は、バンコク近郊の三つの国際空港を高速鉄道で結ぶ計画案を、27日 閣議で承認しました。
2022年開業を目指す同案の承認を待っていた先進国やタイ大手・外資系企業は多いことでしょうネ。
国や企業だけではありません。タイの人たちも随分と便利にあるでしょう。観光客然りです。
高速鉄道はドンムアン・スワンナプーム両国際空港とパタヤの先にあるラヨーン県のウタパオ
国際空港の約220キロが結ばれるわけですからネ。 最高時速は250キロを想定しているとか。
周知の通り、スワンナプーム国際空港は空の玄関となっており、ドンムアン空港は格安航空
会社(LCC)用、ウタパオ空港はビーチリゾート・パタヤに近い空港として利用されています。
また、このバンコク東部に位置するチャチュンサオ、チョンブリ、ラヨーンの3県は、
バンコクから近く、タイ湾に面する立地を武器に約 30年前から開発が進み、現在では
自動車・電機をはじめとした工場が集積するタイ随一の工業団地地帯となっています。
さらに同エリアを「東部経済回廊(EEC = Eastern Economic Corridor)」と名付けて、
タイ政府が投資優遇地とした経済特区にしており、タイの中長期的な新産業と経済成長
戦略の一つとして、政府が最も注視し、注力している案件でもあります。
政府は、EEC計画として開発に民間企業の力を借りながら、インフラ整備、ターゲット産業育成、観光
促進などに今後5年間で1兆5千億バーツ(約5兆1千億円)を超える予算を投じるとしています。
EEC計画には日本はじめ中国・フランス・ドイツなどの企業が関心を示しています。政府も もちろん、
海外からの投資促進を狙っており、今後 激しい受注合戦が展開されると言われています。国内では
BTSグループなども名乗りを上げており、中国系と組んでいるCPグループなども興味を示しているよう。
新鉄道は既存のスワンナプーム空港とバンコク都内のパヤタイ駅を結ぶエアポートリンク(総延長
28キロ、最高時速160キロ)に、ドンムアン空港とスワンナプーム空港に延伸する路線が一つ。
そして、ドンムアン空港―パヤタイ駅(総延長21キロ、最高時速160キロ)、エアポートリンク・
スワンナプーム空港―ウタパオ空港(総延長170キロ、最高時速250キロ)と新たに建設します。
スワンナプーム空港からウタパオ空港までの区間はチャチュンサオ駅、チョンブリ駅、シラチャー駅
(チョンブリ県)、パタヤ駅(チョンブリ県)、ウタパオ空港の5駅を予定していると聞いています。
鉄道開発にともない、バンコク都内のエアポートリンク・マカサン駅前の土地24ヘクタールと
シラチャー駅周辺の土地4ヘクタールを商業開発するとしていますから また活気づきますねぇ~
<縦に流れる緑の線が南北回廊>
このEEC計画、将来は都内バンス―駅をセントラルステーションにし、中国・昆明やラオス、
カンボジアとの間で越境鉄道を結び(南北回廊)、陸路輸送の要となる高速道路網を実現する
といいますから壮大です。 いつになるやら、これも見てみたいですねぇ~
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