日本の皆さんは、タイ料理の一つ「マッサマン カレー」って、ご存知ですか?
米国 CNNトラベルが発表した「世界のベスト料理50」で、マッサマンカレーが一位に選出されたそう。
してやったり、とタイ政府観光庁(TAT)のホームページでもユタサック・スパソーン総裁が、“タイ
料理が世界レベルの料理として認識されるようになり、すでに確固たる評価を得ていることを証明する
ものだ”と、自慢げにコメントを載せています。CNNが一位に選出したとなれば嬉しいでしょうネ。
<ユタサック総裁>
どのような基準で選んでいるのか不明ですが、ベスト50位には8位にトムヤムクン(エビの
スープ)、46位にソムタム(パパイヤのサラダ)が選出されています。ちなみに日本料理では、
4位に寿司、29位に近江牛ビーフステーキ、32位にあん肝が入っています。ベスト50はこちらから!
トムヤムクンとソムタムはご存じの人も多いでしょうが、マッサマンカレーは知らない、食した
ことがない、という人もいるでしょうネ。日本でも今や 随分とポピュラーになりましたけどネ。
<マッサンカレー>
世界的にも知名度が上がっているマッサマンカレーですが、タイの人達は、一番に美味しいとは、
言いませんネ。同カレーはイスラム教徒から伝来しタイ南部のイスラム教を信仰している人々が
食べている料理です。南部料理として鶏肉・牛肉・羊肉などで作られるカレーですネ。一番に
多いのは鶏肉のマッサマンカレーです。個人的には 世界一位になるかなぁ~ と思いますけど。
この「世界のベスト料理50」リストは、2011年頃から掲載され始め、再編集、更新など、
繰り返し、今年9月に再び更新されしたと聞いています。ですので マッサマンカレーは、
以前にも上位に入った経緯はあるようです。絶えず、CNNトラベルのスタッフが、世界で
美味しいと思う料理を求めて世界中を調査した結果を リストにまとめ上げたようですヨ。
TATのよれば、マッサマンカレーのことをCNNは下記のように紹介しています。
『カレーの王様、また食の王様とも言える。スパイシー味、ココナッツ風味、甘味、旨味が個性的。
スーパーで買ってきたソースの小袋でさえ、手抜き料理をする人をミシュラン級に迫る腕前にして
くれる。 お米のおかげで、カレーソースを最後の一滴まで平らげることができる。
「微笑みの国」は、単なるタイのマーケティングのキャッチフレーズではない。世界一の
美食が街角にいたるところで売られている土地で生まれた重みのある言葉だ。』 と ・・・
ちょっとオーバーなコメントのように思いますけどねぇ~ 日本のタイ料理店にもあるでしょう。
皆さんもCNNが選出した世界一のマッサンカレーを食して、感想を聞かせて下さいませ。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
CNNの世界の料理ランキングは2011年に始まりましたが、初回(2011年)にベスト1に選ばれたのが、マッサマンカレーでした。
https://www.hotpepper.jp/magazine/103000210131002/
しかし、CNNに対して、「そのランキングは可笑しくないか?」という声が多くなり、CNNは「間違っていました、訂正後のランキングを発表します」と訂正しています。訂正後のランキングでは、マッサマンカレーは10位になっています。
まあ、食い物ランキングなんて、こんないい加減なものと理解するのが宜しいでしょうね。
https://best.akiha.net/massaman-curry/
マッサマンカレーはタイ南部イスラム圏の郷土料理です。タイ国内ではメジャーではありません。メジャーでないので、タイ国内にはマッサマンカレーを食える食堂が少ないです。
タイ人がベスト1と認めていない料理が、世界NO.1と言われて、タイ人はキョトンとしています。一番当惑してるのは、マッサマンカレーそのものでしょうか?
さて、マッサマンカレーの評価ですが、甘さが目立ち過ぎて評判はイマイチです。CNNの担当者が辛い物が苦手なので、甘くて食べやすいマッサマンカレーを気に入ったのでは?と憶測されています。
確かに、タイに来た外国人は大半が辛い料理が苦手で、マッサマンカレーのような甘口の料理があるとホッとします。タイ人はNOでも、外国人はYESという料理でしょうね。
個人的には、ククレなどスーパーで100円強で買える日本のレトルトカレーの「中辛」あたりの方が美味しいと感じます。
https://foodnews.jp/archives/34597