今 タイは、ソンクラーン (タイの正月であり水かけ祭り) で連休中です。
近年は両親や家族のために積極的に里帰りするタイ人が増えて、「バンコク市内の水かけ騒ぎは
静かになった」 なんて声も聞かれますが、どうしてどうして、「水かけ祭り用の歩行者天国」 となる
シーロム通りはさすが凄いですネ。 どこから こんなに人が集まるのか、大晦日にあたる12日の
日曜の夜でさえ、BTSサラデーン駅周辺に5千人以上が、すでに 集結したそうですヨ ・・・
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ちょうどこの日は、夕方から雨が降り、熱くなったシーロム通りの道路とビルにお天道様が早々に
水を かけてくれました。 その恵みの雨にシーロム通りに集まった人たちは大喜びだったようです。
今年のBTSと地下鉄は、濡れている白い粉を 顔などに付けたままの乗客、或いは 水が入った
ままの 水鉄砲を 持っている乗客、酔っ払っている乗客は、“お断りの姿勢で臨む” と していますが、
徹底できていないようですネ ・・・ いつも 掛け声だけは素晴らしいんだから~ ♪♪
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ところで、ソンクラーンの水かけの時 顔に白い粉のパウダーを 塗ったり塗られたりしていますが、
あの白い粉は、なんだろうと思っていました。 その疑問を 雑誌のワイズが答えてくれていました。
あのパウダーのようなものは、「ディンソーポン」 と呼ばれる泥灰土なんですってネ。 かゆみを
伴う発疹を 治し、汗を 止める効果を 持つ薬草で、昔から日焼け止めとして利用されていたとか。
ソンクラーンでは 水を 掛け合うだけでなく、相互に相手の顔にディンソーポンを 塗ることによって、
コミュニケーションを 図るというのが、一つの慣わしであり名物だったんですネ。
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それが最近は、酔った男性が顔を 塗る際に 女性の体に触るというセクハラが多くなってしまい、
そういったトラブルが 毎年 起こるので、 政府は 今年からディンソーポンの使用禁止としました。
いろいろなトラブルも起きますから、以前からシーロム通りの歩行者天国を 管轄する警察署では、
白い粉、スピーカーの使用禁止、商店主に対して 酒類の販売を 禁止する警告は 出ていましたがネ。
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でも、街中を 覗いて見ると ワタシの近所のスクンビット通り界隈では、相変わらず塗り
まくっていますねぇ~ ディンソーポンの塗り合いは、ソンクラーンの一つの名物になったので、
それより 酔っ払いを 防ぐことを 考えて貰いたいのでないですかネ。 女子も多いですから ・・・
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そして ソンクラーンには、仏像や仏塔へ、さらに家族の年長者などの手に水を 掛けてお清めを
するという伝統的な風習もあります。 ここからきているのでしょう、タイではソンクラーンの
元旦となる13日が “タイの敬老の日” にもなります。 これを 忘れてはいけません。
大騒ぎで忘れられがちですが、ソンクラーンではお年寄りを 敬って下さいナ ・・・
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