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タイは規制緩和と厳戒態勢を同時に行なっている!

2020年06月08日 | COVID-19 関連
 
 相変わらずタイでは、海外からの帰国者のCOVID-19 新規感染者が出ています。6日・7日の
二日間で10人(アラブ首長国連邦 5人・クウェート 3人・インド 1人・ロシア 1人)でした。 が、

国内での新規感染者が過去13日間において確認されていないのは素晴らしいことです。これにて
累計の感染者数は3,112人。このうち58人が死亡、2,972人(96%)が完治して退院しています。

 
 <土曜日曜はブン先生が担当、7日の新規感染者を報告するブン先生>

新たな感染者全員は政府による検疫隔離中に陽性が判明しています。それにしても海外で働く
タイ人も多いんですねぇ~ CCSA(COVID-19 管理本部)は、6月1日の時点で30,019人の
タイ人が帰国していると報告しています。 帰還者は続いており、改めて その多さに驚きます。

海外にいるタイ人が帰国する際、外務省に連絡する必要がありますが、現在 その連絡件数が増加
傾向にあるとか。 政府は、帰国するタイ人の人数上限を一日当たり400人から500人に増やし、
14日間隔離の為の部屋数9,000室を、さらに確保すべく調整を行なっているといいます。 

 
 <空港で帰国者を迎えるタイの医療団>

一方、1日から制限緩和の第三段がスタート後、国内の新規感染者が確認されていないことも
あり、他の施設やエリアで段階的に緩和されてきている所が増えています。 喜ばしいことです。

7日から王宮が約2カ月半ぶりに再開。普段はタイ有数の観光地ですから一日当たり2万人
以上が来訪。今は観光客がいませんが、それでも心待ちにしていたタイ人が2,700人前後
参拝したそうです。王宮内には最も格式が高いと言われるエメラルド寺院もありますからネ。

 

そして、運行停止していたプーケット島への南部ルートのバスも明日から走り、同時に島内の
全ビーチが解禁となります。タイ民間航空局は6日から既に、国内線発着の7つの空港に再開
許可を出していますが、プーケット空港も15日から再開される、と報道されていましたネ。

しかし、タイは緩めるだけではありません。こんなことも起きました。
5日の夕方、バンコク都サイアムパラゴン内の映画館パラゴンシネプレック前に、人気俳優の
二人(インさんとウォーさん)が登場するとあって、多くの女性ファンが殺到してしまいました。

 
 <インさん、ウォーさんの二人と集まったファン>

そこはタイ、厳しいですねぇ~ COVID-19 感染対策では必須のソーシャルディスタンスが
守られていないとして、会場となった映画館が三日間の営業中止の処分です。日本だったら、
きっと 芸能人である二人も、マスコミに袋叩きにされるでしょうネ。 

公園でもそうです。規制緩和されるようになってから、検温とマスク着用は当然ですが、
入園時に氏名と携帯番号、そして入出時間も記入しないと入れなくなりましたしネ。
タイでは規制緩和と厳戒態勢を同時に行なっています。 このバランス、とても大切だと思います。  


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