タイの人はアルコール嫌い？

今年の2月6日に制定されたアルコール飲料規制法により、タイ正月（ソンクラン）の連休期間までも
アルコール飲料の販売が禁止されてしまいました。お酒が付物の日本のお正月では、まったく
考えられないことです。タイは厳しいですねぇ～

更に、この制定を決める過程で、年末・年始の販売まで規制することが検討されたそうですヨ。特にチャルム保健相が
ご執心で就任当初から、「飲酒は健康を害するほか、家庭内暴力や犯罪などの原因になっているとの理由で年末・
年始も例外としない」と叫んでいたようです。

しかし誰が止めたか？　世界経済低迷とタイの政局不安の中、打撃を受けている観光業界への更なる悪影響を考慮し、
観光シーズンのピークである年末・年始に外国人まで禁酒を強いる形になるのは考えもの、という抵抗や反対意見も
出て同保健相も溜飲を下げたという裏話があったようです・・・　同保健相、よっぽどアルコールが嫌いらしい。（笑）

まったく、ホントですよネ・・・　欧米人にとってクリスマスから年末のカウントダウンが一年の内で最も盛り上がる日なのに、
こんな規制を外国人まで強いたら、タイ国に観光客が来なくなってしまいます。日本人だってそうですよネ。

チャルム保健相は、年末・年始の販売禁止案を撤回しましたが、「しかし飲酒強化を諦めた訳ではない、タイ正月・仏教関連の
祝日では販売禁止を徹底する」と明言しているそうです。郷に入れば郷に従い、ますが、もう少しタイ人の飲酒方法も教育して
欲しいモンです。実際、政府観光局からは同様な意見が出たそうですが、当然ですよネ。

処で、タイの人は基本的に　“晩酌”　というモノを殆どやりません。日本人は誰かと夕食を、という折には、アルコールが
付物ですが、タイ人は決してそうではありませんネ。家でも外食でもアルコールを取りませんし、飲む場所は別なのでしょう。

また　日本人はお酒は少々、という人は多いのですが、タイ人はそういう人は少なく、飲む人か飲まない人かに分かれるのかも
知れませんネ・・・　アルコールを嫌いな人も結構　いるようです。こんな世論調査の結果も出ています。

バンコク週報によりますと、先月20日から28日にかけてバンコク及び近郊県在住の約一万人を対象に実施された世論調査で、
飲酒による交通事故が多発している事などを理由に、約83％の人が祝祭日のアルコール飲料禁止に賛成、更に約81％の人が
年末・年始も販売禁止にするよう求めたそうです・・・　　へぇ～　そうなんだ！　って感じです。

こんな世論があるんですから、アルコールに対して厳しいのが解るような気がします。
なにもチャルム保健相だけでは無いんですネ・・・　

バンコク市内に歓楽街はアチコチにあり、女性陣も温かく接してくれますが、タイの人達の根底にはこんな
アルコール嫌いがあることを忘れてはなりません！



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